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社会連携

いわき市訪問&館林販売 実施報告

1.いわき市訪問レポート

日程:8月8日(木)~10日(土)

1日目 :東京出発。午後オリーブ畑で農作業。夜は松崎さんによる講演。

2日目 :午前廃炉資料館見学、午後コットン畑で農作業。夜は販売に関する議論。

3日目 :午前コットン畑で農作業。東京へ戻る。

参加人数:13名(引率:子島進教授)

 今回、東洋大学で集まったボランティアのメンバーで、オリーブとコットン栽培のお手伝いに行きました。私たちは、いわき内外のたくさんのボランティアの方々が育ててきたオリーブやコットンが上手く成長できるよう、成長を妨げる雑草を抜いたり、土地が荒れないように草刈りをしたりしました。

オリーブプロジェクト:松崎康弘さんは、若い時に暮らした地中海地域といわき市の気候が似ていることに気づき、2009年にオリーブの調査を立ち上げました。大勢のボランティアの協力があって、苦しかった震災の時期を乗り越え、現在60カ所で5000本を栽培し、オリーブパスタやオリーブ茶など、さまざまな加工品を販売するまでになっています。

 畑での作業の後、松崎さんによるオリーブの魅力に関するお話を聞きながら、私たちはオリーブ商品を使った料理をいただきました。このプロジェクトの魅力を、館林で伝えたいと思っています。

  

オーガニックコットンプロジェクト:福島裕さんは、無農薬でコットンなどの栽培を行っています。福島さんは東京出身ですが、いわきで定年まで働いていました。その後、農家である奥さんの実家に後継者がいなかったことから、2009年から畑を継ぐことになりました。趣味と実益を兼ねて農業を始めた福島さんですが、原発事故は大きな転換点となりました。お話からは、原発事故がもたらした農家の苦労を知ることができました。売り上げが思わしくない状態が続く中、福島さんはオーガニックコットンのプロジェクトに加わることを決めました。そして、「後世にきれいな環境を残したい、農業の良さを伝えていきたい」と、現在はすべての畑を無農薬にしています。

 「口に入れない作物を作ろう=放射能への不安が少ない」と始まったコットンですが、明るく農業を楽しむ福島さんのキャラクターが多くのボランティアを惹きつけています。さらに一歩先に進もうと、長年手が入らず、ジャングルのようになってしまった耕作放棄地の再開墾も今年から始まっています。今回、福島さんの畑で取れた野菜も、少しですが販売する予定です。

  

廃炉資料館:私たちは、双葉郡富岡町にある廃炉資料館を訪れ、事故が起こってしまった原因や、廃炉作業を進めるうえで直面している課題についても学びました。

 いわきの畑で実際に線量計を使って放射線を計測したところ、その数値は東京や館林と変わらないものでした(8月9日のコットン畑=0.069マイクロシーベルト/時に対して、東京は0.029~0.049。館林市内14カ所の数値は0.035~0.087、平均値は0.063マイクロシーベルト/時です)。

2.館林販売活動

97()8()に、群馬県館林市のアゼリアモールにて、福島県いわき市で作られた商品や、シリア難民によって作られた商品の販売を行いました。

 いわき市では、NPOが震災後にコットンやオリーブ栽培のプロジェクトを精力的に進めており、今も大勢のボランティアが参加しています。私たち東洋大生13名も、8月にいわき市で農作業ボランティアに参加しました。現場で作業をして、関係者からいろいろなお話をうかがったうえでの販売だったことから、商品をより身近に感じることができ、商品の良さもお客さんに伝えやすかったです。
オリーブ関連では、お茶、飴、パスタ、ソルト、オリーブオイル、めひかりのオリーブオイル漬けなど、コットン商品として、タオル、手ぬぐい、マスコットなどを販売しました。
シリア関連商品としては、アクセサリー、バッグ、ペンケース、ポーチなどを販売しました。シリアの内戦により周辺の国々に逃れた560万人余りの人々が、今も避難生活を続けていますが、今回販売したのはトルコやエジプトで暮らす女性たちによる編み物や刺繍です。そのデザインはとても繊細です。
 8日に、群馬県の上毛新聞に7日の販売の様子が掲載され、その記事を見て来てくださる方もいたおかげで、小さな子供から大人まで、様々な方に買っていただくことができました。2日間の売り上げは、12万6220円となりました。

 販売を振り返ると、良かった点や反省点がたくさん挙げられます。7日の販売では試食を出さなかったので、めひかりのオリーブオイル漬けはほとんど売れませんでした。8日に、「どんな味か見当がつかないから買わないのでは?」と試食を出したところ、どんどん売れました。このように、臨機応変に対応できたことはよかったと思います。学生のおすすめ商品をアピールしたり、商品の使い方を説明できたりしたこともよかったです。また、商品の売れ具合を確認しながら、もっと売れてほしい商品を前に出したり、一段高く上げて見やすくしたりするなど、レイアウトにも気をつけました。お店での呼びかけや接客も積極的に行いました。
反省点としては、事前の宣伝をもっと工夫したほうが初日のお客さんをもっと増やせたのではないか、試食のバラエティーを増やしてもよかったのではないか、わかりやすいポップをもう少し作ればよかったなどが挙げられます。
今回の活動は、震災後の福島県の農業の現状に目を向けるよいきっかけとなりました。これからも様々なことを現場で学んでいきたいです。最後に、今回の活動でお世話になったいわきと館林の方々にお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

 

  

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