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社会貢献センター

東洋大学の卒業生が現役生に伝える、被災地の現状とこれから 実施報告

〇 東洋大学の卒業生が現役生に伝える、被災地の現状とこれから を実施しました。

○概要

*日程:2018831()201892() 2泊3日
*活動先   :福島県南相馬市
*現地対応:南相馬市役所 秘書課長 横田美明 氏(昭和62年 社会学部卒)/南相馬市 放課後児童支援員 青木理絵 氏/NPO法人トイボックス 山本将 氏
*目  的:東日本大震災から7年が経過した。130年の歴史のある東洋大学においては、東北3(岩手、宮崎、福島)出身・在住の卒業生もたくさんおり、東日本大震災において、被災されたり、支援活動に関わったりもしている。そこで、東洋大学の現役の学生と、卒業生が、被災地で出会い、交流することを通じて、東北における「復興・創生」のいまを見つめると共に、東洋大生としてできることは何かを深める。
*活動内容:児童館・学童クラブでのボランティア活動、南相馬市における震災の状況について
*参加学生:法学部、社会学部、国際学部、ライフデザイン学部、理工学部の1~4年生、14名

【当日の様子】

【参加者の感想】

○参加学生の感想

1:児童クラブでの活動について

・子供達は初めて合う大学生達にあまり緊張した様子を見せず、たくさん声をかけて遊びに誘ってくれた。どこの児童館も遊び道具やその日の流れが一緒だった。

・私が1番印象に残っているのは、小学校3年生の女児と工作をしていた時の出来事です。小さい箱で彼女が飼っているハムスターの家を作っていました。その時に空気をいれた袋を作り「これに乗って津波から逃げるの!」と言われました。彼女たちの年代だと震災の記憶は直接的にはほぼないと思いますが、きっと学校やテレビを通じて学んだことから、今回のように日々の遊びでも津波のことを考えるようになったのかと思い考えさせられました。色々と考えることもありましたが、とにかく元気いっぱいで積極的な子たちばかりで久々に体を動かして楽しかったです。

普段子どもと接する機会は少ないのでとても貴重な経験となった。公務員を目指しているので自治体でこのような児童クラブの運営はとてもよい機関であると実際に参加させていただいてとても感じた。

共働きの家庭や片親の子どもであると児童クラブの子どもから直接言われたりして、子どもも自分の家庭環境をを人に話せるぐらいわかってるしそれだけ影響はあるからこのような児童クラブで話し相手になったり見守る存在は必要不可欠であると感じた。

・今回初めて被災地に行き、被災現場を視察して、震災からもうすでに7年も経っているのに海岸線を走れば大きなクレーン車が防波堤を作る工事をしていて、荒れ果てた田んぼがあって。まだまだ復旧していないのだなと感じ、7年も経ってるいると言う考え方から7年しか経っていないんだなと言う考え方に変わりました。

・初めて学童の手伝いをしましたが子供たいはとても元気がよく無邪気でした。

・1日目2日目と共通して感じたことは、子どもたちが決まりに忠実だということです。遊ぶ時間、休憩時間が分単位で決まっており、子供達も、あと何分で休憩という感覚がきちんと付いていることに驚きました。また、クラブに着いたら「ただいま」と言い最初に宿題をする習慣も、普通なら家庭で行われていることがクラブで当たり前になっていて、先生や友達同士が家族のような関係性のように思えました。

・震災のあとがまだわかる福島で、まだ元の福島に戻ってないのを実感させられる中、子供たちと遊んでみて、子供にはそれは関係ないことで、つねに子供たちの遊び場を作ることは重要だと思いました。人懐っこいのも友達が離れ離れになってしまったりする状況や、児童クラブが今日はここしか空いてないからここに行こうといつもと違う児童クラブにいく状況であったりして、誰でも受け入れるという精神が先生から子供までに広がっているのだと思いました。

 

 

2:被災現場の視察や南相馬市における復興に向けた取り組みについて

・震災は7年前だが復興開始からはまだ2年しか経ってないという言葉を聞いて、現状との一致を理解できた。私の興味のある分野については、当時は全く対策がとられておらず、7年経った現在でも課題のまま話し合いがなされていないということを知って残念に思った。

・想像以上に津波の形跡が残っていて驚きました。よくニュースの特集で津波を襲った街で食堂を再建し地域復興しているというものを見ていました。なので津波の跡があんなに残っているとは思わず、倒れかかった木や何もない広大な地面を見て驚きました。さらに避難区域となった境界線の近くにあった牛舎には人気も牛も居らず、今も風評被害や改めて農業を行うにあたって必要な資金などを含め、帰ってくることは難しいということを感じました。

被災から7年がたった今もまだ被害の様子は目に余るようだったが、作業が7年も続いているほど被害の甚大さを思い知った。

・震災後の子供支援についてはより少子高齢化の進んだ街として、NGOの団体をはじめ多くの方が支援に入り、より子供たちが暮らしやすい街を作っていて、私の地元の熱海市も少子高齢化がとても進んでいますがあまり対策がなされていないので学んでほしい部分であるなと思いました。

・汚染された土がたくさん積まれている。津波によって更地になってしまった土地が広がっていた。相馬野馬追を震災の年でも中止せず行い、何十年も続く伝統あるお祭りを今でも引き継いでいる。

・震災から七年が経っても防波堤が出来ていなかったり、地域全体の人口が大幅に減ったりしていてこれからもまだまだ復興が必要なんだとおもいました。

・バスから外を眺めていた時に、やはり未処理の黒いビニール袋に入った大量の土が印象的でした。防波堤も完成はされておらず、街並みを見る限りはやはりまだまだ復興されているとは言えない状況を目の当たりにし驚愕しました。また、介護支援について、施設はあるけれど人手が足りない、という状況を知り、福島に人を呼び戻す方法を考えなければならないと思いました。

・放射線の汚染物が入った袋が山積みになってるのをみて、まだまだ原発問題が解決していないのだということを実感した。風評被害により、お米がなかなか売れなかった時にそのお米を米焼酎にして売ろうという取り組みがいい考えだと思った。

・ロボットテストフィールドが復刻策としてあげられていましたが、あまり現実的じゃなく実質、復興策になっているのが疑わしいと感じました。放射線をあびた土が大量にあるのをバスの窓から見て、回収までして処理ができない?しない?のは一時的な避難であって根本が解決していないと思いました。

 

 

3:震災後の子ども支援について

・内部だけで頑張ろうとしているところもありつつも、よく吟味した上で外部の力を借りて支援を行っているところもあることを知った。

・話を伺ったひとたちは震災後すぐに行動に移していて、その勇気と行動力に驚きました。特に林さんが質問していた支援したい人たちと市役所の受け入れる側の葛藤のようなお話がとても興味深かったです。

震災後には小学校も避難所になり児童クラブも運営がままならない状態であったけどだんだんと環境が整って行って回復する経緯を伺って、自治体の努力は私には計り知れないほどあったんだろうなと思った。子供の絵に震災の影響が現れたり、遊びにシーベルトだとか放射線量だとかの単語が出てくるのはとても印象的で小さな子供の心にも深い傷を作ったんだなと感じたしそのフォローの支援が大切だと思った。

・外部の企業と連携して、障害を持つ子どもの居場所づくりを行った。

・障害のある子供たちへの支援が始まるのが遅いと感じました。支援するがわにも様々な都合があると思いますが、本当に大変な震災直後の生活に支援が生かされていないように感じました。

・きっと現地に向かうのも知人に心配される場所だったと思うのですが、それでも現地で支援したいという方々の熱意に心をうたれました。

・震災で傷ついた子供たちが少しでも早く穏やかに回復できるようにつくるアートを行った。外部の企業と連携し障害者を受け入れる施設をつくり、障害者の居場所を作ること。

 

 

4:3日間のプログラム全体を振り返って

*良かった点

・2箇所訪れた児童館はそれぞれ別の場所だったため、雰囲気の違いを感じられた。市で働く東洋大学の卒業生に、実際の様子などを伺えて良かった。

・なによりも宿が最高でした。ご飯が本当に美味しくてまた福島に来てここに泊まりたい!と思いました。

・公務員志望であったため自治体の話を詳しく聞けたのかとてもよかった。また民間との委託や線引きが難しかったが実際にお話を聞けてイメージがわいてよかった。

・私は今まで子供と関わる機会がほとんどなく、ちゃんと子供たちと楽しく遊んで子供たちが懐いてくれるかとても心配でしたが、子供たちと遊んでいる時間は楽しくてあっという間でした。私は国際系のボランティアに興味があるので被災地の子供たちだけでなく世界の子供たちにも目を向けられたらいいなと思いました。このプログラムから、私は視野を広げることができました。

・ボランティア活動だけでなく、実際に震災を体験した方の具体的なお話を聴けたこと。

・被災地を実際に見てまわれたのが良かったと思います。

・福島の現状を知ることができた点。被災の情報だけではなく、福島県の魅力など良い点についてのお話も聞けた点

・実際に被災現場の視察を行えたことや南相馬市の方から直接震災当時のお話を聞けたこと。今までしたことがなくてずっとやってみたかった子供と関わるボランティアが出来たこと。

・三日間で印象深かったのは、放課後児童支援員の青木理絵さんの子供にかける熱量です。一から復興に向けて様々なことが動き始める中、青木さんは児童に目を向け色んな葛藤を抱えながら子供達のためを考えてきたんだなと思いました。現在の子供支援の先生がそのような方でいっぱいだと訪問して様子を見ると感じたので、とても感動しました。

 

*改善点

・東洋大学生間で交流し合う時間がほとんどなかった。友達同士で参加している人たちは固まってしまっていたので話しかけづらかった。

・宿泊所の運営者の話も聞いてみたかった。

・3日目のトイボックスの山本さんのお話の福島についての話をもっと聞きたかったです。大阪の話が多かったので少し残念ではありました。あと個人的にですが、宿の風呂が狭くてローテーションで入るには時間がかなりかかるため、できれば1日の反省などを班でまとめる時間を移動中の車内でできたら効率的だったと思います。

・もう少し進んで子供たちと触れ合ったり、質問をしたりできたら良かったなと思いました。次何かのボランティアに参加した時は積極的に進んだ行動ができたらなと思いました。

・お風呂に入る時間がなくなるので毎日の反省会の時間をバスのなかで行って欲しかったです。

・川の近くだけでなくて、もっと海の近くから津波の流れた方向を見たかった

・子供の接し方が分からず戸惑ってしまった。

 

 

5:お世話になった方々への御礼

*横田課長(南相馬市 秘書課長)

・南相馬市の現状や復興、支援についての疑問に答えてくださりありがとうございました。

・震災後の文書管理方法などの質問に丁寧に説明をいただきとても勉強になりました。

震災で大変な時期の自治体の裏での仕事や話を聞けてとても貴重な経験となりました。公務員になって自治体を支える魅力と問題点がわかり、今後の進路についても考えることかできました。

・横田さんには貴重なお時間をいただき、貴重なお話をしてくださりそのことから自分自身のやりたいことがひらけた気がします。ありがとうございました。

・資料や動画を使った説明ですごくわかりやすく、当時の状況や今行っている活動についてなど具体的に知ることができました。そして今の仕事にかける愛情がものすごく伝わってきました。また機会があればボランティアをしに伺いたいと思います。本当にありがとうございました。

 

*青木さん(放課後児童支援員)ほか、支援員の方々

・支援員の方々、大学生を心温かく迎えてくださりありがとうございました。

・真摯に子供と向き合う姿に感銘を受けました。特に青木さんの震災後すぐに子供のために起こした行動の話がとても興味深く、強い女性だと感じました。とても勉強になりました。ありがとうございました。

放課後児童クラブでボランティア活動をした上で青木さんの話を聞いて、震災での苦労はとても説得力があって印象に残っています。放射線の問題が残る中南相馬市に戻った青木さんの地元愛と仕事の熱心さには驚きました。ありがとうございました。

・児童クラブの方は震災の体験談をしてくださりありがとうございました。震災後も自分の家族だけでなく、児童クラブの子供たちのことも考えて、子供たちと前向き向き合っているところにとても感動しました。

・児童館にまぜていただきありがとうございました。とても有意義な時間になりました。青木さんのお話はすごく心にくるものがありました。聞かせていただけて嬉しいです。ありがとうございました。

・青木先生は2日目の児童クラブでのボランティアと3日目のお話を聞かせていただいた際にお世話になりました。震災当時、南相馬市はどのような状況だったのか生の声で聞かせていただき、私が想像している以上の過酷な状況だったことを改めて知ることができました。ありがとうございました。

 

*山本さん(トイボックス)

・大阪には素敵なアフタースクールがあることを知ったときとても驚きました。私が子供の頃と現代の子どもは全く違う環境で生活しているのだなと実感しました。

民間と市役所との連携という知らなかった裏でのやり取りや経緯を詳しく聞けてとても勉強になりました。民間と自治体でできる範囲が違ったりメリットデメリットがそれぞれあったり大変であったととても感じました。またトイボックスの活動にもとても興味を持てました。ありがとうございました。

 

*みなさん

・関東に住んでいると知ることが出来なかった被災地の現状を皆さんの協力のお陰でリアルに知ることができました。ありがとうございました。

・ボランティアに関わってくれたみなさんに感謝です。今回、ボランティアに行けて本当に良かったです。これからもボランティアをしよう!という気持ちになりました。ありがとうございました。

 

*そのほか(児童クラブで遊んだ子ども、一緒に参加した東洋大生など)

・普段朝霞キャンパスから出ることが無いので、他キャンパスの学生と交流ができ嬉しかったです。2年女子は自分だけでしたが、他の学年や学科の人とも話が出来ました。ありがとうございました。

・一緒に参加した方々へ。3日間ありがとうございました。みなさんと一緒にボランティア活動ができてよかったです。この出会いを大切にしたいです。

 ・楽しく学べてよかったです。大大大好き!!!(7歳女の子)