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映画鑑賞:『わたしはマララ』

日時:12月11日(火)19:55~21:25
教室:1305教室
連携講義科目:『宗教と社会』(火曜7限 子島先生)
映画鑑賞:『わたしはマララ』
参加人数:約130名

『わたしはマララ』を見て考える
社会貢献センター(ボランティア支援室)のボランティアウィーク~人権とボランティアについて考えよう~の一環として、12月11日(火)7限「宗教と社会」の時間に、『わたしはマララ』(2015年)を鑑賞しました。「宗教と社会」を担当するのは子島進教授(国際学部)で、この講義ではイスラーム社会におけるNGO/ボランティア活動を中心テーマとして扱っています。講義には一般学生も加わり、約100名の参加となりました。
マララ・ユースフザイの名前は、誰もがどこかで聞いたことがあるでしょう。女子教育の重要性を訴えて、ノーベル平和賞(2014年)を史上最年少の17才で受賞したムスリマ(女性のイスラーム教徒。男性はムスリム)です。ドキュメンタリーは、二つの部分で構成されています。一つは、彼女の生まれ故郷であるスワートでターリーバンが影響力を増し、やがて女子教育を否定するようになる経緯です。マララさんとその父親(自分で学校を創設し、校長を務めている)は、他人に自分たちの「イスラーム」を押し付けてくるターリバーンに、敢然と異議申し立てを行います。その結果、マララは銃撃され、瀕死の重傷を負います。
ドキュメンタリーのもう一つの部分は、銃撃後のイギリスでの生活です。普通の高校生と、世界を飛び回る人権活動家としてのマララの様子を活写しています。

鑑賞後には、次のような声が参加学生から寄せられました。
【学生感想抜粋】

世界に学校に行きたくても、学校に行けない人々がいるのに大学の授業を簡単にサボってしまう僕らたち。食べ物に困っている人がいるのに、食事を残す僕らたち。
当たり前のことがありがたいことを実感できていない自分たちも不幸な人たちなのかもしれない。など、様々な観点から自分の立場を踏まえて考えさせられました。

教育を受け、のびのびと生活をし、成長していくべき子どもたちが、死の恐怖に怯えながら学校に通うことなど絶対にあってはならないことである。この恐怖に勇敢に立ち向かったマララに心を打たれたし、宗教心を利用して暴力で権力を得ようとするタリバンのような組織は存在してはならないと感じた。

私とおなじくらいの年齢の方が命のリスクも構わずにここまで言えることは芯が強いのだと思いました。もちろん、とても真似など出来ません。彼女の発言は世界に大きな影響を与え、多くの教育の受けられない若い人を救いました。ノーベル平和賞にふさわしい名声と功績だと思いました。

自分と年齢の変わらない女の子が、自分とは全然違う世界を見て、そして自分が対面したことの無い問題と戦っている姿に胸が締め付けられる思いでした。私は生まれが日本と言うだけで幼稚園から今の大学に至るまで当然の権利として学校に通い自分の好きな分野を学び、そして自分の意思で就職するつもりです。同じ性別なのに、近しい年齢なのに。私が今日、『わたしマララ』を通してパキスタンの女子教育の現状を学んだように、彼女達が日本の私たちの教育現場の様子を見たらどう感じるのかとても気になました。

こんな17歳の女性はこの世の中にいるのかと思うくらい、逞しく強く勇ましい人だと思った。マララさんが抱えている恐怖、悲しみ、苦しみは計り知れないと思うのに、世界に問題を訴えかける。心の底から。圧巻で食い入るように映像を見た。勉強すると殺される世の中は日本では考えられないし、想像もつかない。人々を許し、寛容な心を持つことがイスラム教の精神であるのにそれをはき違える人が様々おり、過激派のイメージが強くなってしまうことを日本人ながら悲しく思ってしまった。マララさんはパキスタンの希望なのだなと思った。