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「病院にある学校・学級の子どもたちの今」特別講演会実施報告

日時: 2018年12月11日(火)13:00~14:30

教室:6B14教室

連携講義科目: 『病弱児の指導法』(火3・滝川国芳先生)

講師:副島賢和氏(昭和大学大学院保健医療学研究科 准教授)

講演タイトル:「病院にある学校・学級の子どもたちの今」

参加人数:約200名

 

『病弱児の指導法』(火3・滝川国芳先生)、ボランティア支援室 コラボ企画 ボランティアウィーク~人権とボランティアについて考えよう~に昭和大学大学院保健医療学研究科 准教授 副島賢和氏をお招きし、ご講演いただきました。副島先生は、院内学級の名物教師。赤い鼻をつけて子供たちと接する姿が注目を集め、日本テレビのドラマ「赤鼻のセンセイ」のモチーフにもなりました。また、NHKプロフェッショナル仕事の流儀にもご出演されました。現在は、「さいかち学級」の先生以外にも全国を飛び回りご講演活動もされています。

 

副島先生は、東京・品川区の昭和大学病院入院棟の最上階にある院内学級「さいかち学級」の先生です。院内学級とは、病気やけがなどの理由で学校に通えない子どもたちのために、病院の中で授業を行う小学校の教室です。副島先生は、病気の子どもたちの中には、病気になった自分を責めたり、否定的になってしまったりする子が多い、と言います。自分の病気のために家族に迷惑をかけていると思い悩んでしまう子どもたちの心を察知し、「もっと自分を大切にしていいよ」というメッセージを送り続け、入院中の心の負担を抱えた子どもたちに、笑顔を取り戻すために、寄り添い励ましながら病院内で教育を続けています。

今回の講演会を聞いた本学の多くの学生は、将来、教員を目指している学生です。非常に熱心に時に涙しながら、副島先生のご講演に聞き入っていました。受講した学生の中には、「副島先生は、小学2年生の時の担任の先生だった。」、「小学校の時に入院した時、さいかち学級で副島先生にお世話になった。」という学生もおり、色々なご縁を感じたご講演となりました。

 

 

【学生の感想抜粋】

聞いている間、ずっと心臓がばくばく鳴っていました。マイクなしでまっすぐ届く副島先生の声から、先生の思いが溢れるほど伝わってきました。約80分間、ここまで身体ごと引き込まれて、引きづられて、ぎゅーっと心を捕まれるような気分になり、いろいろな感情が重くのしかかってくる講演を聞いたのは初めてです。授業後すぐに立ち上がれず、脱け殻のようにどっと疲れてしまったのがこの授業時間の貴重さ、濃さを実感させてくれました。
病気と闘う子どもにとって、大人や周りの人の良かれと思った言葉は、いかに無責任な意味を持ってしまうのかを深く思い知りました。
「今はゆっくり休んでね、治ったらみんなと一緒に勉強しよう。」こんな言葉は、病気と戦っている子にとっては「みんなとは違う」ということを実感させてしまう。風邪で数日休むだけで、みんなと出来る差に怯え、自分がいない間に友達関係も変わってしまうのでは?などと、めまぐるしく変化する学校内への不安に駆られていた時期を思い出しました。だから、「みんなと同じことしたいよ!」この一言が深く刺さりました。小学生、中学生、高校生として生きる子にとって、「学校でみんなと同じ勉強をすること」は大事な生活の一部であって、みんなで進めることの代表格であって、大人が勝手に取り上げてしまってはいけない。そう理解できた気がします。

副島先生の講演を聞いて、とても心に響きました。副島先生自身、子どものことを誰よりも考えていて、病院で入院する子どもたちを誰よりも理解しようとされていて、子どもたちにとって、副島先生との出会いは大きな財産になるのではないかと感じました。さいかち学級に通ってくる子どもたちは平均で10日ということにも驚きました。そんな短期間で、あれだけの信頼関係を作り、自己肯定感を高めるために、一人一人に寄り添える副島先生をとても尊敬します。本当に凄いと思いました。病院にいる子どもたちは、家族に申し訳なく思い自己肯定感が低くなってしまうことも今まで考えたことが無かったので、より子どもの心理を深く理解したいと思ったのと同時に、とても考えさせられました。さいかち学級では本来の子どもの姿に戻してあげる、という副島先生の働きかけも素晴らしいと思いました。そんなさいかち学級では、子どもの居場所となり、精神的安定に繋がって、子どもたちがそれぞれ希望が持てると思います。こんなにも、子どもたちのことを考え、全力でサポートされている副島先生のお話を聞けて、本当に良かったです。私が大学に入って、一番心に響いた授業でした。これまでの病弱児の指導法で滝川先生の話を聞いた上で、実際の現場で働く副島先生の話を聞くことができて、より学びを深められました。貴重な講演会を開いて頂き、ありがとうございました。

副島先生の講演は、生徒の気持ちに寄り添っていてとても刺激的でした。講演内容は院内学級のことでしたが、副島先生が最初に自分の文化に当てはめて考えてくださいと仰っていたため、自分の生活にも当てはめて考えることができました。院内学級のリアルな現実も聴くことができ、残酷なお話もありましたが、このような貴重なお話を聴けて良かったです。これから始まる特別支援学校往還型教育実習や、教師になったときなどにこの講演で学んだことを最大限活かしていきたいと思いました。

どの先生もできるわかるの社会的自尊感情を求めがちである。しかし病気を抱えている子どもたちは自分を批判的に捉えており、副島先生もおっしゃっていたように自分を自分として持つ基本的自尊感情を備えることが、今を生きるそしてある意味子どもになるのだと痛感した。

今回の講演は非常に有意義なものでした。普段はなかなか目にしない院内学級がテーマとなっていて、その中で病気と闘いながら学校に通う児童生徒の実態や心理を説明してくださいました。生徒の行動一つ一つに、通常学級の先生としてではなく、院内学級の先生ならではの視点や感じ方をもっていたように思います。講演の中で「あるはずのないものが無い時にしっかり反応できるか」という言葉が印象に残っています。生徒の些細な行動に気づけるかが、その生徒の理解や信頼関係に繋がってくることが分かりました。

自分の周りの子供たちに対しての接し方を考えさせられました。
子供に対して上からの目線で接していましたが、子供もしっかりと考えを持っているのだと改めて教えていただけてとても良かったです。
子供も大人も行動や感情の裏にあるものをくみ取って接していきたいと思いました。
本当にとても貴重な経験でした。
ありがとうございます。

ずっと楽しみにしていた講演で本当に感動し、勉強になりました。自分に置き換えながらお話を聞いても、先生の実体験だと思って話を聞いても心が苦しくなり、自分が今後先生になったら何ができるのか、自分が実習生として今何ができるのが考えさせられ、お手本をいただから時間でした。このような機会をいただ方本当に感謝です。