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「着床前診断・出生前診断からゲノム医療の技術の最前線」実施報告

日時:2018年12月7日(金)
15:00-16:30教室:1102教室
連携講義科目:現代生物学(生命科学部/担当教員・藤村真)
講師:桜庭喜行氏(Varinos株式会社)
講演タイトル:「着床前診断・出生前診断からゲノム医療の技術の最前線」
参加人数:390名

 ゲノム検査のベンチャー企業であるVarinos株式会社・代表取締役の桜庭喜行氏を講師に迎えて、「着床前診断・出生前診断からゲノム医療の技術の最前線」について講演をいただきました。ヒトゲノム(設計図)は2001年に国際プロジェクトとして解読されました。その後開発された次世代シーケンサー技術は、解析スピードとコストに革命を起こし、個人のゲノム情報を解読して医療に応用するゲノム医療の世界を開きました。講演では、日本における高齢出産の増加と不妊治療の現状、ゲノム医療の最前線、ベンチャー企業設立の経緯などについて解説をしていただきました。一方で、ゲノム情報は究極の個人情報であり、特に生殖医療分野では生命倫理の問題があります。不妊治療に悩む患者とその家族、医療従事者、マスコミ、一般人、あるいは国内外で、ゲノム医療に対する考え方は、それぞれの立場で微妙に異なっていることを具体例を挙げながら紹介していただきました。聴講した学生にとっては、ゲノム医療技術の最前線を理解するとともに、生命倫理について改めて深く考える機会となりました。

学生の声(講演を聞いて印象にのこったこと)

  • ゲノム配列だけで、生まれてくる子供の顔や頭の良さがわかる事に驚いた。
  • 遺伝子解析は倫理を伴うものであり、使い方次第で良いことになったり、悪いことになったりする。より良く利用するには正しい知識を得る必要があることが分かった。
  • 技術が進歩することで、倫理的問題が発生するということが印象的だった
  • 命についてもう一度しっかり考え直した方がいいと思った。生命科学を何のために勉強するべきかの指標になりました
  • 体外受精で生まれている子がたくさんいることを知って驚きました。
  • 出生前診断によって救える命もあるということ
  • 出産前診断を受ける人は殆ど堕胎することを前提に診断に来ている
  • 倫理の問題がなくなることはない。常に向き合う必要がある
  • 障害を持った子供が生まれて来る可能性を知れてしまう時代であること
  • 妊娠しにくいひとは卵巣の環境を整えることが大事なんだなと思いました
  • 子宮内フローラが妊娠に大きく関わっていて、不妊に対しての研究が進んでいることが印象的でした。
  • 女性として、不妊治療の話はとても勉強になりました
  • 日本の高齢出産率が、海外より遥かに高かったこと
  • 女性の卵子が年齢とともに劣化していくことは知っていましたが、予想よりも早いことに驚きました。世の中が変わっていく中で、どういったライフスタイルで生きていくか考えさせられました。
  • 体外受精は現代では一般的に人々に伝わっているが、体外受精が出来た頃は批判的な印象だったことを知った
  • 繰り返される流産は、受精胚の染色体異常が主な原因として知られているが、これの対処が日本ではあまり普及していない
  • 胚を人為的に選んでしまうのは、いけないのかもしれないと思った
  • "体外受精の受精卵を最もいいものを選別することも胚培養士の仕事だと言ってた。
  • 沢山ある細胞からひとつを選別するのは大変だと思った。"
  • 桜庭先生の立ち上げた事業が日本唯一であり、世の中のためそして人のために役立つことをしたい気持ちがすごく伝わりました。
  • 技術の最先端に立つ方の一般の倫理や法律に対する悩みなどが聴けて良かった。
  • 人権の講演にありがちな、ある問題に対して良い悪いという話ではなく、ある技術についての生物学的な話とそれに対する世間の印象についての話があった。問題に対する考えというよ、り技術の普及のための課題といった話で、より身近に感じられた。