2020年12月19日(土)
3年生の文Ⅱ・体育クラスの生徒は、これまでのキャリア・フロンティアの集大成として「青年の主張」と題し、弁論原稿を作成してきました。当日は各クラス代表弁士7名が、日々感じている熱い思いをコース生全員の前で語りました。
弁論者の様子
弁論のテーマ
- 障碍者の兄として
- 理想の介護士になるために
- 大学生になったら
- 歯科技工士として社会貢献を
- 必ずヘアメイクアーティストに
- 部活動での清掃活動
- 私の家族
最優秀弁論内容
私は親が嫌いでした。母は働いていましたが、父はろくに仕事もせず、毎日言い訳の繰り返し。母の収入だけでは家賃や光熱費を払えるわけもなく、家族みんな家を追い出されてしまいました。親はそれぞれの実家にしばらくの間住むことになりました。私と弟は、母と一緒に暮らすことにしました。ある日、父は私を連れ戻そうとしました。祖母や叔父、いとこから、「あんたのお父さんはしっかり仕事をするようになったし、お父さんは変わったよ」と言われました。
私は父と暮らすことを決意しました。しかし、その決意は大好きな弟と別れるということです。父の方に行くと今以上に厳しい生活になることはわかっていたのですが、今の自分を試したいと思って決意したのもあります。そして父は近い将来引越をするという目標を立てました。私はようやくあの時みんなが言っていた「お前のお父さんは変わったよ」と言っていたのが分かった気がします。
あの当時の父は何の目標もなく仕事をしていない人だったのが、今では目標に向かって毎日一生懸命仕事をしています。私は今では父のことを尊敬しています。私はこの濃い人生を笑い話にできるほど成長していると思います。今の父を私の目標として頑張っていきたいと思います。そして、ここまで私を育ててくれた両親、祖父、祖母に感謝していきたいと思います。そしていつの日か恩返しをしたいと思います。いや必ずしてみせます。
表彰式の様子
生徒の感想
- クラスメートが日々様々なことを考えて学校生活を送っていたのだと知り自分も頑張らないといけないと思った。
- 前で演説した7人がかっこよかった。
- 緊張したが、上手く自分の主張をコースのみんなの前で語ることができてよかった。
- 最初は前に出るのが嫌だったがいい経験になったのでやってよかった。