Safety and Health Initiatives
安全・衛生の取組み

 

防災対策

附属高等学校では、毎年自主防災活動として、防災訓練を実施します。
また、防災ポスターの掲示、防災リーフレットの配布、防災教育の実施など、生徒と教職員が一体になって防災意識の高揚に努めます。
さらに、校内で万一災害が発生した時には、直ちに校長等を中心とする緊急対策本部を設置して、一元化した指揮管理体制のもとに、通報連絡、避難誘導、消火、救護、搬出、安全防護などの活動ができる体制を整えます。

安全管理・危機管理

校内では、理科実験室を中心として、さまざまな実験用化学薬品や危険物を取り扱います。これらは学内外への環境被害を防止するため、管理責任者を任命して適正な安全確保に努めます。
また、施設については建物の耐震補強、アスベスト撤去、大規模空間の天井崩落防止等に対して対策をとるなど、さまざまな角度から安全・安心の確保に努めます。
家庭・地域・関係機関と連携した危機管理体制を推進するとともに、緊急時における教職員の実践的な訓練の実施と総合的危機管理体制の構築に努めます。

健康管理

学校保健安全法により、定期健康診断として年1回の受診が義務づけられていますが、本校では生徒の受診率向上のための啓発活動を積極的に行い、高い受診率を維持するよう努めます。
保健室では、校医と連携をとって応急処置、保健衛生、健康相談、感染症に対する適切な予防と防疫などを実施します。また、スクールカウンセラーを配置して、相談体制を整えます。
さらに、AED(自動体外式除細動器)を緊急に必要となる場所等に数ヶ所設置し、生徒を対象とした救命救急法講習会を学内で実施するとともに、日本赤十字や消防署の行なう救命講習の受講奨励をします。
また、夏の体育授業やクラブ活動の時に熱射病対策に体育館やグランド近くに製氷機を設置します。

衛生管理

校内の快適な環境創出のため、空気環境測定や飲料水管理、そしてクリーンキャンペーン等の校内美化活動等を随時行い、環境衛生管理に努めます。

感染症について

感染症とは、病原性をもつ微生物(ウィルス、細菌、寄生虫など)が人体に侵入して引き起こされる病気の総称で、その中には人から人へとうつっていく病気が数多くあります。
さらに、集団生活の場である学校においては予防すべき感染症が定められています(学校感染症:下表を参照)。予防のための行動と感染した時の適切な対応で、感染症の流行は抑えることができます。

学校感染症と診断されたら

病院で学校感染症と診断された場合には、速やかに学校に連絡をしてください。連絡の際に、症状が出始めた日や当日までの行動(部活動など)もお知らせ頂けると感染拡大を防ぐ手立てとなります。
出席停止の基準期間は下表に掲載してありますが、あくまでも目安です。医師の診断により治癒を確認してもらってください。その際に、医師に本校所定の登校証明書に必要事項を記入してもらい、登校の際に提出してください。

・欠席の扱い
学校感染症での欠席は、「出校停止」として扱いますので、欠席にはなりません。

学校感染症に係る登校証明書(ダウンロード)

学校感染症を予防するために

  1. 予防接種が推奨されている疾患(麻疹、風疹、水痘、流行性耳下腺炎、百日咳)について、過去にかかったことがなく、予防接種を受けたことのない方は、保護者・主治医と相談のうえ、予防措置をとりましょう。
  2. 流行時期には混雑している場所への外出を控えましょう。
  3. 外出後の手洗い・うがいを習慣にしましょう。
  4. 咳が出るときはマスクをしましょう。
  5. 普段からの体調管理が大切です。「栄養・睡眠」を十分とり体力を維持しましょう。
  6. 咳や発熱が続くときは早めに医療機関を受診しましょう。
  7. 海外旅行中や帰国後に、発熱、発疹、下痢やおう吐などの症状が出たら、必ず医療機関を受診してください。

学校において予防すべき感染症の種類と出席停止期間の基準
(学校保健安全法施行規則第18条、19条による)

種類 内容 出席停止期間
第1種 危険性の高い感染症(感染力が強く重症となる)。
エボラ出血熱、クリミア・コンゴ出血熱、痘そう、南米出血熱、ペスト、マールブルグ病、ラッサ熱、急性灰白髄炎(ポリオ)、ジフテリア、重症急性呼吸器症候群(SARSコロナウィルス)、特定鳥インフルエンザ・中東呼吸器症候群(MERSコロナウィルス) 治癒するまで
第2種 放置すれば学校で流行が広がってしまう可能性がある感染症。主に飛沫感染で広がる。
インフルエンザ(特定鳥インフルエンザを除く) 発症後5日を経過し、かつ、解熱後2日を経過するまで
百日咳 特有の咳が消失するか、又は5日間の適切な抗菌薬療法が治療終了まで
第3種 飛沫感染が主体ではないが、放置すれば学校で流行が広がってしまう可能性がある感染症。
コレラ、細菌性赤痢、腸管出血性大腸菌感染症、腸チフス、パラチフス、流行性角結膜炎、急性出血性結膜炎 医師により感染のおそれがないと認められるまで
その他※ 感染性胃腸炎、溶連菌感染症、マイコプラズマ感染症など 医師により感染のおそれがないと認められるまで

※第3種の感染症として扱う場合もある。