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第59回高等学校入学式 と 入学生のつどいを挙行しました

2021年4月9日(金)

記念撮影 入学式全体

 新入生を祝福するかのような晴天のもと、第59回東洋大学附属姫路高等学校の入学式を挙行しました。また、入学式後には中高一貫コースの新高校1年生と保護者に向けた「入学生のつどい」を50周年記念ホールで行いました。 

第59回東洋大学附属姫路高等学校入学式

 
学校長 AB組の様子
 中高一貫コースの新高校1年生53名は、高校から入学する生徒とともに、第59回入学式に参加しました。学校長からは、「高い志を持って、自らの可能性に挑戦していく」「自らを律する力と他者と強調する力を身につける」という、心にとめて努力してほしい2つのことの話がありました。自分の生き方、つまり人生哲学を持つことが大切で、「自分はどのような人間になりたいか、どんな生き方をしたいか、何で社会貢献したいかを考え、理想を持ち、夢を志に変え、グローバル社会をしなやかに、そしてタフに生き抜き、あなたの生きていた証が人々の心に残る、そんな人物になっていくその礎をこの東洋大姫路で培ってほしい」と願いました。
→学校長式辞(全文)はこちら
生徒宣誓と学年団紹介

新入生代表 教員紹介

2021年度 中高一貫コース5期生 入学生のつどい

 入学式後には中高一貫コースの新1年生と保護者が50周年記念ホールに集まり「入学生のつどい」を実施しました。これからの高校生活で更なる飛躍を期待する5期生へ学校長から激励のことばが贈られるとともに、生徒と保護者に向けた教育理念の特別講義を行いました。

学校長あいさつ

集いの学校長 講義画面

 学校長はあいさつで、「学びの基本とは」「学習効果をあげる方法」「伸びる生徒の学習法」などの教育講義をしました。学びの基本姿勢や脳の性質を上手に利用した勉強の仕方、連続よりも継続的反復が学習効果を高めること、睡眠の重要性も説きました。また、保護者に向けた「子どもの学力と可能性を伸ばす方法」の講話もあり、参加した保護者は時にメモや写真に収めながら熱心に耳を傾けていました。

生徒代表 誓いのことば

新1年生代表 

 生徒代表が凛々しく誓いのことばを述べました。これまで東洋大姫路中学校で日々勉学に勤しんだ3年間を振り返り、仲間とともに努力し成長できたこと、国際交流プログラムでは自分たちの思いが国境を越え感動したことなどを語りました。そして「高校生活では更に努力を重ね自分の能力を最大限に高めたい」「社会貢献のできる人間になるために、様々な視点から物事を考え、多様な価値観を受け入れることのできる人格の形成方法を学んでいきたい」「5期生全員が一致団結すれば必ず壁を打ち破ることができると信じている」と進学にあたっての意気込みを真剣に誓いました。

中高一貫コース主任・副主任紹介

 一貫担当教員

ホームルームの様子

 ホームルームA ホームルームB

 入学生のつどい閉会後には、A組、B組に分かれ、高校1年生として新しいクラスで初めてのホームルームを行いました。

高等学校入学式 学校長式辞(全文)

第59回 東洋大学附属姫路高等学校 入学式 式辞

 書写山の木々が若葉を吹き出し、新たな命の躍動を感じる季節を迎えました。本日、ここに第59回東洋大学附属姫路高等学校の入学式を挙行できますことは、本校教職員はもとより、在校生にとりましても大きな慶びとするところであります。あいにく、コロナ禍ですので、密を避け、規模を縮小しての入学行事ではありますが、保護者の皆様にはご理解賜り、ご臨席いただきましたこと、心から厚く御礼申し上げます。

 さて、ただ今入学を許可いたしました366名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。私ども教職員一同、皆さんの入学を心から祝福し歓迎いたします。

 本校の母体である東洋大学は、早稲田大学に並び、創立134年の歴史と伝統を誇り、志願者数もトップクラスの人気のある全国有数の大学です。学祖である井上円了先生は「諸学の基礎は哲学にあり」といわれ、また、「人間愛の自覚に欠けた学問はいかに進歩しても人類に貢献しない」と明言され、それを教育理念とし、本校もその教育理念を受け継いでいます。哲学とは物事の本質や真理を深く考え、追究することです。物事の本質を考える一つの例として本日最初におかけした国歌について考えてみましよう。まず、ギネスブックに載っている、世界中で最も古い時代に作られ現在使われている国歌はどこの国の国歌ですか? 日本の「君が代」なのです。君が代の元歌は1200年前の古今和歌集に出ています。その時は「わが君は・・・」という恋歌でした。800年前に和漢朗詠集でこれが「君が代は・・・」になって詩吟のように歌われはじめました。明治になって日本が国家となったとき、海軍が他国の港に行くと国歌を演奏するのですが、我が国は国歌がない。そのため、海軍大将の児玉源太郎は日本国民皆が知っている祝いの歌を国歌にしたのが、この「君が代」です。では、「君が代」の「君」とはだれのことでしょうか?「君が世」の「君」は天皇陛下のことではありません。その場合は大君と言っていますし、世ではなく、御世というということは古文で習われると思います。「君」とはあなたのことで、今日のこの日、この場では皆さんのことなのです。皆さんの門出を祝う歌なのです。ご存じでしたか?ですから、うわさやうわべの事柄に惑わされず、物事の本質を見極めるために学び、学んだことを社会貢献に活用する人を育成するというのが本校の教育理念なのです。

 入学に当たって、私から2つの事をお話しします。心にとめ、努力してほしいと思います。

 1つ目は「高い志を持って、自らの可能性に挑戦してほしい」ということです。昨今、情報化やグローバル化、そしてこの度の世界中を震撼させているコロナ禍といった社会変化が加速度的に進展しています。このような時代において、皆さんに期待されるのは、社会変化を前向きに受け止め、高い志と理想を持ち、課題を克服していく人となることです。本校での教育活動の中で、大いに学び、心身を鍛え、高みを目指していく気概と志を持って、自分の可能性に果敢に挑戦してくれることを期待します。学習、部活動、生徒会活動などそれぞれの分野で、主体的に参加し、地道な努力を続けてください。「能力の差は小さいが、努力の差は大きい」という言葉のように、文武両道を目指し、日々の努力を怠らぬ人であってください。そして、「成長したい、さらによくなりたい」と思ってほしいのです。 「啐啄同時(そったくどうじ)」という言葉があります。これは、鳥の雛が卵から出ようと鳴く声と母鳥が外から殻をつつくのが同時である、つまり「学ぼうとする者と教え導く者の息が合って、相通じる」と言うことを意味しています。どうか、皆さんは自ら学びたい、成長したいと思ってください。そうすれば我々教職員もそれに全身全霊で答えたいと思います。どんな高い山も、一歩一歩登っていけば、必ず頂上に到達できるように、これからの3年間、その積み重ねで、皆さんは想像もしなかった素晴らしい未来を手にすることになるでしょう。

 2つ目は、「自らを律する力と他者と協調する力を身につけてほしい」ということです。秩序ある社会の形成者として、学校や社会のルールを守ることは当然です。自由主義をはき違え、自分の欲求のためなら他者の自由を迫害してもよいと考えている人間ではなく、規範意識を持って、自らを律する力を身につけた人であってください。また、他者と協調するためには、相手を思いやることが重要です。思いやりを持ち、人の痛みや悲しみ、苦しみを理解し、差別やいじめを許さない社会づくりを率先してほしいと思います。人の気持ちを思いやることのできる人間とは、逆境の中でも誠実に、感謝を忘れず、諦めず、前向きに取り組んで困難を乗り越えた経験のある人です。これからの人生の中で様々な困難があると思いますが、無理とは言わず逃げ出さずに立ち向かい、友人や先輩、後輩、先生方など出会った人との縁を大事にして、協調して乗り越える力を養ってください。

 以上の2つは自分の生き方、つまり人生哲学を持つ事につながります。自分はどのような人間になりたいか、どんな生き方をしたいか、何で社会貢献したいかを考え、理想を持ち、夢を志に変え、富や権力で人権が脅かされつつある世界情勢の中、グローバル社会をしなやかに、そしてタフに生き抜き、自分の生きていた証が人々の心に残る、そんな人物になっていくその礎をこの東洋大姫路で培ってほしいと願っています。

 最後になりましたが、高校時代は子供の人生を左右するといって過言ではない重要な時期です。これまでとは比較にならないほどのスピードで子供は成長します。子供の健全な成長には学校と家庭、地域が連携協力して、共に子供達を育成することが大切です。保護者の皆様方には、学校の教育にご協力賜りますようお願い申し上げます。

 新入生の皆さんの輝かしい人生の礎を築くために、本校すべての教職員が全力でサポートいたします。本校での三年間が皆さんにとってすばらしいものとなりますよう心から祈念いたしまして、式辞といたします。

    2021年4月9日 東洋大学附属姫路高等学校長 大森茂樹

 

 

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