2018年8月20日(月)
「キャリア・フロンティア」プログラムの一環として、高校1年生が「課題研究・東京研修」に取り組んでいます。東洋大学大学院のバイオ・ナノエレクトロニクス研究センターに協力していただき、ナノスケールにおいて発現する現象を理解し、ナノ構造体の作成・観察・分析・解析などを行っています。今後は事後研究を行い、9月に本校で発表会を実施します。
東洋大学 バイオ・ナノエレクトロニクス研究センターでの課題研究
バイオ・ナノ研究センター到着! 教授・研究者との昼食
バイオ・ナノ研究所に到着しました。研究所の入り口にはウェルカムボードとともに職員の方が暖かく出迎えていただきました。
学生食堂に向かい、テーマ毎に別れて先生方と一緒に食事をいただきました。
ナノセミナー
バイオ・ナノ研究センター長の前川透先生から「科学と技術のための英語」について、お話をいただきました。論文投稿の英語は、good englishでなければ受け付けられない。そのためにも、日本で広くカタカナ英語が溢れているが、原語を大切にすることが重要だ。また、アインシュタインの『想像力は、知識よりも大切だ。知識には限界がある。想像力は、世界を包み込む。』を例に挙げて若い研究者の卵である生徒達に応援のエールを送ってくださいました。
課題研究開始
研究テーマ毎に6つの班に別れてオリエンテーションと試料調整を行いました。事前に何度も担当指導教官とテーマについての学習を行ってきており、スムーズに取りかかることができました。研究テーマは、「磁性粒子の自己組織化現象」「共焦点レーザー顕微鏡による細胞の観察」「走査型電子顕微鏡による細胞の観察」「炭素ナノ構造物の創成と観察」「誘導加熱による生体反応の促進」「リソグラフ技術を用いたマイクロ流路の作成とその応用」です。
神経細胞の観察とガン細胞の観察、クリーンルームでの研修
施設見学
透過型電子顕微鏡や微生物を観察する部屋など、最先端の研究施設を見学させていただきました。
17時には研究所からホテルに向かいました。ホテル到着後、おいしいコース料理をいただきました。夕食後は研修のまとめ学習と自学自習を行いました。明日はテーマごとに分かれて本格的に実験開始です。
前回までの様子はこちら
- 2018年7月25日 バイオ・ナノ課題研究プロジェクト-遠隔講義(事前課題に対する発表)-
- 2018年6月27日、7月11日 バイオ・ナノ課題研究プロジェクト-遠隔講義と調べ学習、発表準備-
- 2018年6月13日 バイオ・ナノ課題研究プロジェクト-東洋大学大学院教授との遠隔講義-
- 2018年5月16日 課題研究・東京研修‐官公庁・難関大学訪問計画の作成‐
- 2018年5月09日 学祖・井上円了について学ぶ「歴史秘話ヒストリア『井上円了』鑑賞」
- 2018年5月07日 哲学についての講演会「若者よ!哲学しよう!by Enryo」
- 2018年4月25日 課題研究~ナノテクノロジー他についてのレポート作成
- 2018年4月18日 概要説明と学祖・井上円了について学ぶ(キーワードマッピング)