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理事長

理事長メッセージ

 

学校法人 東洋大学 理事長  福川 伸次
Shinji Fukukawa

東洋大学は、明治20(1887)年、創立者井上円了先生により哲学教育を通じ、社会の改革に奉仕する優れた人材を育成することを目的に設立され、130年の年月が経過致しました。以来、諸先輩、関係者のたゆまぬ努力によって、本学は着実な発展を遂げ、13学部46学科をもつ総合大学になりました。

内外の諸情勢を見ると、時代は大きく変化しつつあります。国際情勢には不安定な要因が高まり、グローバル・カバナンスのリスクが高まっています。国内では日本経済は明るさが戻っておりましたが、少子化、高齢化、財政構造の悪化、企業力の停滞などによって潜在成長力の低下が懸念されます。私は、時代が人類の英知を試しているのだと考えています。

日本はどのように世界文明の再構築に貢献しようとしているのでしょうか。

本学の学生も積極的に参画したボランティア活動などで示した自助と共助の精神や自然との共存の中に育んだ美意識には、国際社会が高い評価を示しております。私は、日本社会には、本来、歴史と伝統に根ざした社会力、人間力、文化力があると考えております。謙虚に知を学び、真摯に道を究め、お互いに助け合い、他者の価値を尊重し、自然の摂理を尊ぶことがそれであると考えております。私は、それを「日本力」(ジャパナビリティ)と呼んでおります。それを取り戻し、磨きをかけるものは、いうまでもなく「教育」であります。

日本が国際社会で敬愛される国となり、成長力の持続性を保つには、グローバリズム定着への貢献とイノベーションの推進が不可欠です。本学は文部科学省が進める「スーパーグローバル大学創成支援」事業に採択されるなど、こうした要請に応える契機を掴んでいることは心強い限りです。我々は、グローバル・イノベーションを推進する知的拠点を目指します。

学校法人東洋大学は、創立者井上円了先生の教えを基礎に、歴史、文化、技術などの教育と研究を究め、平成28(2016)年に策定した東洋大学ビジョン「Beyond2020」を指針として、哲学を持ち、自己決定力を持った人材の育成を通じて、世界の最高水準にある教育機関への挑戦を続けます。

(2018年4月)

略歴

1955(昭和30)年 4月 通商産業省入省
1986(昭和61)年6月 通商産業事務次官
1990(平成2)年 6月 株式会社神戸製鋼所代表取締役副社長
1994(平成6)年 6月 株式会社神戸製鋼所代表取締役副会長
1994(平成6)年11月 株式会社電通顧問、株式会社電通総研代表取締役社長兼研究所長
2003(平成15)年3月 学校法人 東洋大学理事(現在に至る)
2012(平成24)年12月 学校法人 東洋大学理事長就任(現在に至る)