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先輩からのメッセージ(難波 光利さん セコムトラストシステムズ(株)勤務)

ビジネス・会計ファイナンス専攻 博士前期課程 難波 光利さん

学びをすぐに職場で実践し、生きた知識として吸収する。大学院での学びは、社会人にこそ必要だと思います。

※掲載されている内容は2009年6月現在のものです。

難波 光利さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Q.働きながら学ぼうと思われたのはなぜですか?

現在、警備サービス会社のIT部門に勤務していますが、マネージャー職に昇格してから、さまざまな知識の必要性を痛感していました。私の勤める部署では、最新のコンピュータ技術を取り入れつつ、警備の現場とお客様の要望をマッチさせた適切な警備システムの構築、運営、保守を日々行っています。この業務は、ITの知識があるだけでも、現場の声を無視してエンジニアの意見を聞いているだけでも遂行できません。一方、マネージャーとしては、30数名いる部下一人一人が持つ仕事の内容と進捗を把握し、管理したりアドバイスしたりすることも重要な業務です。最近では、メンタルヘルスなどにも考慮する必要性が出てきています。
そのような環境に身を置くようになったとき、果たして私は、仕事の何をどこまでわかっているのだろうか?という疑問がふとわいてきたんです。日々、アウトプット中心の働き方をしていると、インプットしたいという気持ちも強くなってきます。そこで、情報をインプットするためにも、自分自身の知識のおさらいをするためにも、もう一度学びたいと思うようになったのです。

Q.東洋大学大学院を選んだ理由は?

まず、なぜ大学院で学ぼうと思ったのかというと、当時の自分にはじっくり考えること、深く知ることが一番必要なことだと思えたからです。ビジネススクールという選択肢も考えましたが、恐らくビジネススクールでは、与えられた課題に対していかに早くベストアンサーを導き出すかが大切になりますよね。でも、それでは普段の業務と変わりがないような気がしてしまって。結論が出るまでに多少時間がかかっても、自ら課題を見つけ出し、調べて掘り下げるという大学院ならではのアカデミックな学習スタイルこそが、今、自分が求めているものだと思えたんです。
東洋大学の大学院を選んだ理由は、通勤途中にあり、ロケーションが最適だったから。でも、いくつか候補があるなかで最終的な決め手となったのは、学生の生の声でした。実は、パンフレットに掲載されていた社会人学生の方に直接連絡をとってみたんです。そこで、授業の進め方、ゼミや大学院の雰囲気などを実際に伺うことで、本学への入学の決意が固まっていきました。

Q.仕事と学びはどのように両立されたのですか?

業務は普段通りに行っていましたから、在籍中は専ら週末を勉強にあてていました。それまでは、週に1・2回は飲みに行っていましたが、それも月1回程度にセーブして(笑)。本来2年間のところ、できれば1年半で短期修了したいと思っていましたから、プライベートな時間はほとんど修士論文のための下調べと資料収集に費やしていました。ひとつ文献に目を通すと「そういう考え方もあるんだ」という発見があって、また新しい資料を探す必要が出てくるといった具合で、本当にきりがなくて。
働きながら学びを両立するのは大変でしたが、確実に視野が広がっていく実感はありました。「知る」という行為によって、自分が何をすべきか、何がやりたいのかが見えてきて、ふつふつと意欲がわいてくるんです。新しい知識を職場にフィードバックして、すぐに実践に移せることも社会人ならではの強みだと思いましたね。

Q.修士論文は何をテーマにされましたか?

やはり、自分の業務に直結したものをと考えて「次世代のセキュリティビジネス」についてまとめました。危うくビジネス文書になりかけたところを、指導教授のアドバイスで、何とかアカデミックな方向に軌道修正することができました。
私の先生は口数の少ない方で、相談してもすぐに答えはくれません。その代わりに1つ2つキーワードを匂わせるんです(笑)。「これは自分で考えろということだな」と理解してまた何かしら調べて持って行くと、「そうきましたか、なるほど」、といった具合で(笑)。実社会でもそうですが、できる上司ほど余計なことはしゃべらないもの。私は、寡黙だからこそかえって先生に信頼を寄せている部分があって、「学校のボス」として慕っていました。特に私のゼミは、先生1人に対して生徒2人という少人数でしたから、じっくりとコミュニケーションできたことは幸運だったと思っています。

Q.大学院に通って、仕事のしかたは変わりましたか?

そうですね。自分と同じくらいの職位の人の仕事ぶりを見ていると、変わったことを実感できますね。上層部の考えを部下に伝えることが中間管理職の仕事だと思っていたり、売り上げ追求一辺倒のマネージメントになっていたりという人が多いのですが、本来、仕事で大切なことは、いかに課題を見つけて提案し、解決していくかということだと思うんです。だから、今の私は部下にもボトムアップを推奨していますし、課題遂行力を上げるために業務の効率化も意識しています。また、大学院で学ぶ過程では、自分が意外なほど既成概念に縛られていることにも気がつくことができたので、何か提案をする際は、裏付けを取るために丹念に調べるクセもつきました。
本学で学んだことで、私はさまざまな視点を持つことの大切さや幅広い知識を持つほどに柔軟な発想の転換ができることを実感しました。本当に充実した時間が過ごせますから、少しでも関心があるなら社会人でも通ってみるべきだと思います。私は機会があれば、またぜひ学びたいと思っています。