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先輩からのメッセージ(榎本 茂朗さん)

極限環境に生きる、微生物を探る。

榎本茂朗氏

理工学研究科 応用化学専攻 博士前期課程 1年 榎本茂朗さん

掲載されている内容は2015年7月現在のものです。

Q.進学を決意した理由は?

 現在進めている研究を続けていきたいと思ったからです。生命工学研究室(指導教授:宇佐美論教授)に配属されるまでは、就職希望でしたが、そこでの研究を進めていくうちに、研究分野・テーマについてもっと追究したいと思うようになりました。学部4年生の1年間では、時間的にできることにも限りがあったので、さらに2年間研究を続けていくために大学院への進学を決意しました。

Q.研究テーマを教えてください。

 極限環境微生物の生産する酵素について研究しています。極限環境微生物は、高温や酸性、アルカリ性、高塩濃度のような生物が存在できないだろう、と考えられている環境下で生育している微生物の総称です。これら極限環境微生物の生産する酵素は、極限環境下で作用することが多く、工業的な応用が期待されており、実際に洗剤等に利用されている例もあります。そこで、私は新規の極限環境微生物由来酵素の探索を行い、その諸性質の解析を行っています。

(左) 液体培地、(右) 液体培地で生育した菌株(左) 液体培地、(右) 液体培地で生育した菌株

Q.その研究に興味を持ったきっかけは?

 私はもともと生物に興味がありましたが、微生物に興味を持ったのは、学部3年生のときに受けた生物化学実験(実験6:微生物学実験)がきっかけです。コロニー(微生物の集落)のスケッチや顕微鏡観察、生産物の確認などをする実験でした。その実験レポートを作成する過程で、極限環境とそこに生息している微生物のことを知り、そこで何をしているか、なぜそこにいるのか、なぜそのようにあるのかなど、気になるようになりました。このことが、現在のテーマを選択した動機です。

固体培地で生育した菌株固体培地で生育した菌株

Q.大学院進学を検討している人にアドバイスをお願いします。

 博士前期課程に進学する場合、研究したいことや何かしら具体的な目標を持って進学した方が、その2年間がより有意義な時間になると思います。そのため私は、特に目標を持てずなんとなく大学院への進学を考えている人は、やめた方がいいと思います。

 学内進学をする方は、希望する研究室の指導教員と研究目標やそこまでの計画などをよく相談をして決めることをお勧めします。他大学大学院への進学を希望する方は、HPなどで情報を集めるだけではなく、実際に希望する研究室に足を運んでみた方がいいと思います。

 研究室に配属されて研究の面白さなどに気づいてから、進学を意識した場合、夏の試験の出願時期に間に合わなかったという方もいると思いますが、夏だけでなく冬にも入学試験を行っているところも東洋大学大学院を始めありますので、ぜひ探してみてください。

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