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先輩からのメッセージ 鷲尾 拓郎さん

Q.進学を決意したきっかけは?

  学部のときから積極的に研究活動に取り組み、国内外の学会、他研究室の共同研究などに参加させていただき、多くの研究者と出会い、見たことのない、誰も知られていないことを自らの手で解明する“研究”の魅力に惹かれました。同時に、この過程で自ら考え導き出した答えを多くの人に発信することで、社会に貢献できる事にも魅力を感じました。そこで研究者になる為に進学を決意しました。

 

Q.現在の研究テーマを教えてください。

“後方循環系の脳血管応答”について研究しています。

  脳へ血流を供給している動脈血管は、脳前方循環と後方循環に大別され、それぞれの機能を維持するために重要な役割を担っています。脳前方循環系は、前頭葉や頭頂葉、側頭葉などの記憶や想像力、感情などを司っている部位に血液を供給します。一方、脳後方循環系の脳血管は、心臓や呼吸などの中枢機能を担う脳幹部に血液を供給し、脳前方循環系と比較してその血流量は少ないにもかかわらず、適切な自律神経機能を保つためにその血流調節の重要性が示唆されています。しかしながら、中枢機能、自律神経活動に大きく寄与する可能性のある脳後方循環系の血流応答やその調節機能に関してその生理的意義を示すための十分な知見は得られていません。そこで脳後方循環に焦点を当てて、運動などの様々な生理的な刺激に対して、血流応答がどのような生理的意義を示すか検証しています。

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Q.研究の面白みはどのようなことですか?

  知れば知るほど楽しくなるところだと思います。私たちが行っている実験では実際に循環動態について目には見えないものを可視化するために様々な医療機器を用いて数値化します。しかしながら、知識がないとそれもただの数字になりますが、この測定はどのような特徴があり、どのような意味を持っているか知るか知らないかで大きく異なってきます。実際に、私も最初は、ただ数字を並べる作業になっていましたが、様々な論文を読み、他の研究ではどのような意味を成しているのかなど知ることで、また一つ違った見方ができるようになりました。また、そのデータを論文にすることによって世界中の研究者と共有することができる事にも魅力を感じています。

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Q.学会発表に向けた取組み(準備・活動)を教えてください。

参加した学会

・21th Annual congress of the European College of Sport Science/ Vienna/ July, 2016

・American college of sports medicine’s 64th annual meeting/ Denver/ May, 2017

   何を一番伝えたいか、どのようにしたら誰にでも伝わるか考え、ポスターにまとめて発表に臨みました。また、事前に質問される内容を予想し考え、何度も練習して発表に臨みました。

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Q.学会での発表はいかがでしたか。

  様々な先生方からの意見をもらえ、特に、今後論文にしていく上で、図の作り方、結果の見せ方などにも意見をもらえたので生かしていきたいと思いました。また、自分では想像できない視点からの意見も多々あり、自分の研究を客観的な視点から見ることができました。一方、今回の学会では英語での発表ということで海外の先生方に対して英語での発表の練習にもなり、とても有意義でした。

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Q.大学院進学を検討している人にアドバイスをお願いします。

  東洋大学大学院には様々な研究サポートがあり、やればやるだけ学会などの発表機会を多く得ることができます。よってこの2年間という短い期間をどれだけ濃いものにするのかは、自分次第であると思います。是非チャレンジしてみて下さい。

 

 

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