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先輩からのメッセージ 金木 智さん

Q.進学を決意したきっかけは?

  1つ目の理由は、研究が楽しく、さらに専門知識を増やしたいと考えたためです。学部4年生から取り組み始めた研究にやりがいを感じ、当時は就職しようと考えてはいたのですが、さらにこの研究を通して専門知識を深めたいと思ったことがきっかけでした。また。2つ目の理由は、研究開発職に就きたいと思ったためです。 学部4年生時に行った就職活動を機に、自己分析と企業研究を行ったところ、研究開発職に就きたいと思うようになりました。研究開発職は、大学院卒の人材が求められる傾向にあるため、企業が求めるような人材になりたいと考えたことも進学のきっかけの1つです。

 

Q.現在の研究テーマを教えてください。

  現在私が取り組んでいる研究テーマは、「回転翼の反トルクを車輪操舵に用いる車輪と飛行の劣駆動型ハイブリッド移動ロボットの開発」です。ハイブリッド移動ロボットとは、この研究では移動機構を組み合わせたロボットのことを指します。移動自由度を広げられることや、エネルギー効率を高められることがハイブリッド移動ロボットの利点なのですが、同時に部品点数増加に伴う重量増問題も生じてしまいます。そこで、私の研究では、車輪と回転翼(プロペラ)の二つの移動機構を組み合わせたハイブリッド移動ロボットの重量増軽減方法として、回転翼から発せられる反トルクを車体の操舵に積極的に用いることで、操舵用モーターを省略し、その分の重量増軽減を実現させる研究を行っています。

 

Q.研究の面白みはどのようなことですか?

  私が思う研究の面白みとは、自分の思い通りに設計したハードやシステムを動かせた時です。研究は、すぐに物を作り、動かし、実験し、というような流れをとんとん拍子で行っていくと思われがちです。しかし、実際には、研究の初期段階として、新規性の模索、類似論文と先行研究の文献調査など、地味な作業を時間をかけて行わなくてはなりません。この部分をしっかり行わなくては、その後の研究で間違った方向に向かいかねないので、最も重要な作業ともいえます。こういった地味な作業を乗り越え、考えた通りの物を組み立て、動かせたときに、最初の苦労が報われた気持ちになり、面白さを感じます。

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Q.学会発表に向けた取組み(準備・活動)を教えてください。

  私が参加した国際学会(IEEE IECON2016)では、査読(発表に値するかの審査)を通過する必要があったため、研究成果を多く上げるだけでなく、外国人の方々にも伝わるような英語での原稿作成を行う必要があり、そういった査読付国際学会ならではの準備に力を注ぎました。もちろん自分一人の力では不可能なため、担当教授の横田先生に研究のアドバイスや英語文章の添削の協力をしていただくなどを依頼しました。また、英語での口頭発表が未経験であったため、様々な方々に私の発表を聞いてもらうことで、練習をし、自信を持って本番に臨むようにしました。

 

Q.学会での発表はいかがでしたか。

  とても良い経験となりました。海外自体初めて訪れたので、行くまでは海外に対して少し怖いイメージがあったのですが、言葉さえ通じてしまえば、優しい方々ばかりで、怖いというイメージは払拭されました。しかし、研究のことになると日本の教授や学生達に劣らないほどアグレッシブな方達が多く、負けてられないなという気持ちになりました。私の口頭発表についてもアグレッシブに質問して下さる方達がおり、私の拙い英語ながらも、満足ゆく討論を行うことができ、大きな自信となりました。

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Q.大学院進学を検討している人にアドバイスをお願いします。

  私が大学院進学を検討した時は、多くの方達に相談に乗ってもらいました。現在大学院進学を検討されている方も、多くの方達に相談に乗ってもらってください。少ない情報の中で自分だけで決めるというのは、とても危険なことです。「やっぱり自分に合ってなかった」という結果にしないためにも、悩むことは重要です。そして、多くの方に相談に乗ってもらったうえで、自分は大学院に進学したいと考えた際は、是非おすすめします。研究は辛いことも沢山ありますが、楽しいことはそれ以上にあります。努力した分だけ、自分の力となり、自信となり、きっと将来の役に立つと思います。どうか悔いのないような進路を歩んでください。

 

 

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