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先輩からのメッセージ 相澤 徹さん

機械学習を用いた学習予測制御に関する研究をしています。例えば、外野手はボールが打ち上がった瞬間にボールの落下地点を予測し、その落下地点へ全力疾走することでフェンス際のボールをキャッチできるように、人は外界の素早い変化に対して、環境がどのように変化するのかを学習によって予測し、行動することができます。

 私が研究している学習予測制御とは、機械学習という手法により環境がどのように変化するのかをコンピュータが学習し予測することで、従来の制御に比べて、より自律的で柔軟に制御する仕組みを研究しています。そして、外野手のフライ捕球問題を適用し、提案手法の有効性の検証を進めています。


―沢山の刺激と発見があった学会発表―

 日本機械学会主催のロボティクス・メカトロニクス講演会2015において、ポスター発表を行いました。初めての学会発表で、何から手を着けていけば良いのかもわかりませんでしたが、先生や先輩からアドバイスをいただき、見やすく誤解を招かないような説明方法や図の作り方を学ぶことができました。

 講演会には様々な分野の研究者が参加していて、予想外の質問や今後の研究に役立つアドバイスをたくさん頂きました。参考になる発表方法やポスターの作り方など、多くのことを学ぶことができました。また、他の研究者の発表を聴くことで、良い刺激を受けてその後の研究へのモチベーションにもなりました。

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―プログラミングを深く学びたくて大学院へ―

将来、モノづくりや機械設計の仕事に携わりたいと考えて機械工学科を選びました。学部では、多くの機械がコンピュータで制御されていることを知り、機械設計や機械の制御にはプログラミングが必要だと思いました。学部では基礎的なプログラミングの授業だったので、より深く学びたいと思い、大学院進学を考えるようになりました。

最近話題となっている機械学習にも興味が湧き、学部の授業には人工知能について触れるものはなかったため、大学院でしっかりこの分野の研究をしたいと思い、大学院の進学を決意し、大学院では人工知能の研究に携わっています。

学部では学ぶことのなかった研究内容なので、理解をするまでに苦労しました。研究に関連のある論文や書籍を探して勉強を進めますが、専門用語が多いため初めの頃は書いてある内容がよく理解できませんでした。まず自分で様々な文献を調べ、それでもわからない時には先生や先輩に質問することを繰り返して、徐々に内容が理解できるようになってきました。この苦労は、未知の分野に対してどのように学習すればよいかを学べた良い機会だったと思っています。社会人になる前にこういった経験ができるのも大学院の良いところではないかと思います。

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―学部では得られない様々なスキルを習得できる大学院―

当初、大学院は研究だけをするところというイメージがありました。もちろん研究もしますが、それ以外にも、研究の進め方から自分たちの研究を理解してもらうためのプレゼンテーション方法、研究のスケジュール管理や後輩の指導方法など、社会に出てからも活用できる様々なことを学ぶことができます。

研究をより深めるだけでなく、自身のスキルアップをするためにも大学院進学を一度検討することをお勧めします。

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