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学際・融合科学研究科 先輩からのメッセージ(アラヴィンド・アテューリャさん)

バイオ・ナノサイエンス融合専攻 博士後期課程1年 ATHULYA ARAVIND(アラヴィンド・アテューリャ)さん

掲載されている内容は2010年5月現在のものです。

[ 日本語 | English ]

写真:アラヴィンド・アテューリャさん

最先端のバイオナノテクノロジーで、乳ガンの効果的医療法を開発し、インドと日本の未来に貢献したいと思います。

Q.東洋大学大学院を選んだ理由を教えてください。

インドの大学院でバイオテクノロジーのマスターコースを修了後、1年間大学で講師をしていました。その時に、東洋大学教授のクマール先生と出会い、東洋大学のことをいろいろ聞いて興味を持ったことがきっかけで、2009年の秋に来日しました。
最先端の設備や教育体制など、研究するための環境が整っていたことが選んだ理由です。

Q. 現在は、どのような研究をしているのですか?

私は乳がんの研究をしています。化学療法で抗がん剤を投薬する場合、現在の治療は良性の細胞まで殺してしまいます。私は、バイオナノ技術を使って、悪性のがん細胞だけを死滅させることができる医療法を研究しています。未来のためにとても大事な研究だと思います。先生方もサポートしてくださるし、必要な設備が整っていてとても研究がしやすく、ここに入学できてよかったと思っています。

Q.最初は私費留学で来られたそうですが。

来日当初は私費留学でしたが、日本に来てから国費留学生に応募し、今年の4月から採用されました。授業料、生活費はもちろん、帰りのチケットまで給付されるので、安心して研究に集中できます。国費留学生の国内採用は年々狭き門になっていて、東洋大学で今年選ばれたのは私ひとりと聞いています。日本とインド、両国に貢献することが私の目標です。

Q.留学するにあたって、不安なことはなかったですか?

日本語と日本の文化について、3か月間勉強してきましたし、指導教授のクマール先生からいろいろ伺っていたので、特に不安はありませんでした。研究はクマール先生と相談しながら取り組んでいます。先生とのコミュニケーションは英語ですし、他の先生も英語を話す方が多いので不便はありません。日本語も少し話せるので、他のラボに行って道具を借りたりする時は、日本語で話したりします。皆さん、とても優しい方ばかりです。

Q.日本とインドとの違いで、困ったり驚いたりしたことはありますか。

日本の文化とインドの文化は似ているところもあります。稲作を行い、豊作を神に祈るのは同じです。でも初めて来た時は、すべてのことに驚きました。日本人はとても優しくて勤勉で、街はとてもきれいですね。インドは東京よりもさらに人口密度が高く、もっとごちゃごちゃしています。私は南インドのケララというところから来たのですが、冬がなく、デリーなどと比べても常に暑いので、日本の冬の雪にも驚きました。

Q.留学期間は3年間ですね。その後はインドに帰られるのですか?

修了後はインドに帰って、研究を続けながら大学の教員になりたいと思っています。バイオナノテクノロジーの研究は日々進化し終わりがありません。今はまだどこまでできるかわかりませんが、3年間でラットでの実験において成果を出すことが目標です。インドでも乳がんが増えていて、女性の健康にとって一番の問題になっているので、研究に全力を尽くしたいと思います。

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