哲学科

Faculty of Letters 文学部 哲学科 白山キャンパス

About

学びと思索を繰り返し、
哲学者たちからの真のメッセージを読み解く

東洋大学哲学科は、私立大学で最も歴史のある哲学科として、本学に脈々と息づく「哲学の実践」を担ってきました。授業は「講義」と「演習」に分かれており、講義では広くかつ深い哲学知識の理解を目指します。また、演習では、翻訳からは得られない真のメッセージを外国語の原典から読み解きます。単に体系化された概念をなぞるだけではなく、常に新しいことを求め、「机上の学問」ではない、哲学の本来あるべき姿である「実践」を目指しています。

哲学科の3つの特徴

01 語学力を磨き、哲学の本質に迫る

語学力を磨き、哲学の本質に迫る

語学学習に力を入れ、英語・ドイツ語・フランス語のうち2か国語を学び、原語による哲学書の読解を通じて、高度な語学力を身に着けます。

02 基礎から専門的な研究まで充実した演習科目

語学力を磨き、哲学の本質に迫る

広くかつ深い哲学的知識を身に着けるとともに、それを基に身近な問題を深く洞察し、物事の本質を見極める能力を養います。

03 徹底的な対話を通して、思考力を高める

語学力を磨き、哲学の本質に迫る

さまざまな問題についての徹底的な対話・討論を通して、「哲学すること=考えること」を実践。これからの社会に積極的に対応できる力を培います。

# こんなことも哲学科の学び

古代から現代までの哲学について広く学ぶ「講義」、プレゼンテーションや議論を主とする「演習」、さまざまな語学の授業を通して、幅広い教養を獲得。そして、物事の本質を見極め深く考える力、自らの意見を明確に提示する力とともに語学力、他者の意見に真摯に耳を傾けるコミュニケーション能力など、現代を生き抜くためのさまざまな能力を養います。

こんなことも哲学科の学び

教員一覧

こんな資格がめざせます

  • 中学校教諭一種(社会)
  • 高等学校教諭一種(地理歴史・公民)
  • 図書館司書
  • 司書教諭
  • 学芸員
  • 社会教育主事(任用資格)・社会教育士
  • 社会福祉主事(任用資格)

※上記資格の一部は、卒業・単位修得以外に条件があるものを含みます。詳細は 取得可能資格一覧(PDF: 1ページ)をご確認ください。

教育の目的・3つのポリシー

教育研究上の目的

1.人材の養成に関する目的

哲学科における人材養成は、諸科学の成果を踏まえながら社会の中で総合的な展望を開く能力とともに、人間存在としてよりよく生きる道を自律的に希求するための能力を培うことに存する。こうした能力は、1.諸学の基層的知識を哲学的に学ぶ 2.自然や人間や歴史や文化や芸術や宗教など幅広い視野を摂取する 3.合理的かつ自律的思考を訓練する 4.情操を陶冶して価値や尊厳をめぐる受容性を高め人間形成に配慮することで養われる。また、5.西欧の学問伝統を踏まえて教育をおこなうが、日本文化についても顧慮する。

2.学生に修得させるべき能力等の教育目標

  1. 人文領域の基層的原理的知識と総合科学としての哲学の基礎知識を、伝統的側面と現代的側面から教授し、
    幅広いジェネラリストとして指導的役割を果たす社会人を養成する。
  2. 英語・ドイツ語・フランス語のうち2カ国語の論文読解能力を涵養し、国際的教養人を養成する。
ディプロマ・ポリシー
哲学科における人材養成は、諸科学の成果を踏まえながら社会の中で総合的な展望を開く能力とともに、人間存在としてよりよく生きる道を自律的に希求するための能力を培うことに存する。こうした能力は、諸学の基層的知識を哲学的に学ぶこと、合理的かつ自律的思考を訓練すること、情操を陶冶して価値や尊厳をめぐる受容性を高め人間形成に配慮することで養われる。以上の要件にしたがってカリキュラム・ポリシーに準拠して所定の単位を修得した者に対して、学士(文学)を授与する。
カリキュラム・ポリシー
伝統ある文学部の気風を踏まえつつ、哲学を専門的に深く広く、基本的知識や能力の育成を主眼としながら、創造的な思考能力を養い、文化的諸事象を総合的観点から考察させ、人間としての教養を身につけさせつつ、人間・歴史・社会・文化を体系的に学べるようにカリキュラム配置する。より詳細には、人文領域の基層的原理的知識と総合科学としての哲学の基礎知識を、伝統的側面と現代的側面から教授し、幅広いジェネラリストとして指導的役割を果たす社会人を養成する。また、英語・ドイツ語・フランス語のうち2カ国語の論文読解能力を涵養し、国際的教養人を養成する。哲学に関する一般教育を土台として重視しつつ、専門教育を高度かつ濃密に学べるように工夫する。すなわち1・2年次において語学、および諸学の成果を一般教育として、深く学ぶことが不可欠であり、学ぶことの奥深さと楽しさを見いだせるようにカリキュラムを配置する。専門教育も、1・2年次から本格的に始められ、3・4年次で深められていく。哲学演習と概説・特殊講義という2つの形態でカリキュラムは構成され、それぞれの専門領域ごとに、またそれぞれの専門領域を貫く仕方で、教育がおこなわれる。こうしたインテンシブ教育の成果が、4年次に全員に課せられる卒業論文執筆として結実する。
アドミッション・ポリシー
人間とは何か、自己とは何かを、思想・文化・芸術伝統・歴史等から謙虚に学ぶとともに、基本的には、語学を楽しみ、読書等に親しみ、吸収した知識をもとに、それらを活用すべく深く考えてみたい人を望む。言い換えれば、広く旺盛な好奇心を抱いて、基礎学力や専門知識とその応用を学ぼうという意欲のある人を望む。さらに、堅実に日々学問の研鑽に励み、21世紀の日本社会の礎となる自律的な人間となるよう克己と人格的自己研鑽に努め、来たるべき世界に積極的に貢献しようとする人を望む。要するに、人間の心情や思考・社会・文化・言語・文学・芸術・宗教について論理的思考の基礎を身につけたい人を望む。入学までに、とりわけ真善美をめぐる教養書を丹念に読書して、自分の考えや意見や感想をノートなどに書き出して、自ら思索する習慣を身につけていることを望む。