2018年11月17日(土)
キャリア・フロンティアプログラムの一環として、「未来を考える」をテーマに据え、職業人講演会を行いました。
講演者は、姫路を代表する世界的な企業であるグローリー株式会社の人事部の方をお招きしました。生徒たちは、必死にメモを取りながら話しを聞いていました。講演後は、感想を400文字から600文字にまとめました。
講演会の様子
人がしていた仕事をロボットが行う時代になっていることをグローリー株式会社の例を提示しながら、わかりやすく説明していただきました。
また、理想の楽しい仕事について、「『自分がしたいこと』が『得意なこと』になれば、それが『仕事の種』となる。その『仕事の種』が『社会の役に立つこと、社会に求められていること』であれば『理想の仕事』となるという、お話をしていただきました。
そして、これからの時代に社会人になっていく生徒たちにおこなってほしいこととして6点話されました。
- 「したいこと」を鍛錬によって「得意なこと」にかえること
- 様々な経験をすること
- 情報収集能力をつけること
- 大人の価値観を疑ってみること
- ストレスを楽しむこと
- 自分(今生きている環境や学歴など)を超越したことを行うこと
多様な価値観を持つことが変化に対応できる根源になるので、多様な価値観を持ち、世の中には教わってないことがたくさんあるので、分からないからやらないのではなく、何事にもチャレンジする人になってほしいと語られました。
【成功の秘訣】
- 自分を見つめ直し、将来の自分を計画する。
- 目の前のチャンスに気づき、つかみとる。
- 偶然の出来事を受容する。
- 環境の変化に対応する。
「この世に生き残る生き物は、最も強いものか。そうではない。最も頭の良いものか。そうではない。それは、変化に対応できる生き物である。(チャールズ・ダーウィン)」 - 計画と偶然のバランスをとる。
- 計画的であれ、偶然であれ、常に主体的なチャレンジ精神と達成思考をもつ。
- チャンスを活かせるような能力を身につけておく。
生徒の感想文一部抜粋
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仕事に対する考えがガラリと変わりました。特に心に響いたのは、「したい」だけでは「理想の仕事」には就けないということです。私は、この仕事をしたい、この仕事に関することが得意であれば、自分に合う「理想の仕事」だと思っていました。しかし、それは「仕事の種」でした。「仕事の種」に周りから求められていることや、社会で役立つということがプラスされてこそ本当に自分に合う「理想の仕事」になると教えていただきました。したい、得意、求められていることがバランス良く交わったところに楽しくできる職業があるというとても重要なことを学びました。私の場合は「したい」という願望が強すぎる願望型になっていたので、もっとチャンスを生かせるような能力を身に付けていきたいです。