2018年11月5日(月)、7日(水)、14日(水)
修了研究などを通してこれまで学んできた、証拠に基づいて論理的に自分の主張を相手に伝えることに加え、相手の主張や自分達への反論をふまえた論理的なやりとり、討論ができる高度な英語コミュニケーション能力の育成を目的に行います。最後は他校との交流試合に参加、さらに選抜チームは県大会に参加し上位入賞をめざします。
英語ディベートの説明の様子
今年のテーマは「Japan should legalize voluntary active euthanasia.」(日本国は、本人の意思による積極的安楽死を合法化すべきである。是か非か。)です。
肯定側と否定側に分かれて、理由を2つ証拠をつけて発表すること、証拠は(1)統計・グラフ・図表、(2)新聞記事、(3)専門家・評論家の意見でないと認められないと説明を行いました。
肯定側と否定側の立場てそれぞれ、合法化されるとこんな問題が解決される、こんな問題がおこるということを話し合いました。また、それぞれの理由と証拠をインターネットを使って調べました。
意見交換を行っている様子と調べ学習をしている様子
肯定側と否定側に分かれての立論作成
立論例の解説
担当教員が、肯定立論、否定立論の例を読み上げ、どのような点が不足しているのか、説得力があるのかを解説しました。立論作成は次のように行うよう指導しました。
- 論点は2つ
- 肯定:その命題が実行することによる 利点(advantage)を述べる
- 否定:その命題が実行されることによる 不利益(disadvantage)を述べる
- 立論の構成:それぞれの論点は以下の構成とする
肯定
- 現在の状況(present situation)
その命題が実行されていない現在の状況は問題があることを述べる - 効果(effect)
どのようにその問題を解決し、利益をもたらすのかを述べる - 重要性(importance)
その問題を解決することがどれだけ重要かを述べる
否定
- 現在の状況(present situation)
その命題がなくとも、問題はない、または少ないことを述べる - 効果(effect)
その命題によってどのような問題を引き起こし、不利益を生むのかを述べる - 重要性(importance)
現在の状況を保つことがいかに重要であり、不利益を防いでいるのかを述べる
立論作成の様子
グループに分かれて意見を交換し、立論の作成を行いました。肯定グループ6班、否定グループ6班の合計12班に分かれて行っています。日本語で立論を作成した後、英語に訳していきます。