2018年6月28日(木)
「中学生になって成長したこと」というテーマで、自分の思いを伝えることを目標に、1年生全員が学級1分間スピーチを行いました。ページ中段には、スピーチの様子を映像で、ページ下部には、スピーチ原稿を掲載しています。
スピーチする人は(1)聴く人の立場を考えること、(2)速さ、声の大きさ、(3)間を考え相手に分かりやすい話し方をすること、(4)礼儀正しくふるまう(マナー)ことに気をつけました。
スピーチを聴く人は要点を聞き取り、感想を持つことを意識しました。
スピーチを聴いているときは、発表者がどんなことを伝えたかったのかをまとめることで、メモの取り方を学びました。この取り組みを通して、情報収集、情報編集、情報発信力を育んでいきます。
1分間スピーチの様子
スピーチとメモを取る様子
1分間スピーチ映像(一部抜粋)
スピーチ内容(一部抜粋)
このくらいいいじゃん。中学生になってそう思ったことはありませんか。入学したての私は、学校の厳しく細かいルールに戸惑っていました。私たちは毎日規制された服を着て、規制された靴を履いて、みんなと同じ鞄を持って登校します。髪型だって自由じゃないし、バスでも思うようにしゃべってはいけません。髪型やバスでの態度に軽く注意されたこともありました。私はそんな生活を窮屈に思っていました。
そんな時、一般作法教室が行われました。そこで先生は、「身だしなみは人に不快感を与えないようにする上で大切なもの」と言われていました。私はそれを聞き、このことは身だしなみのことだけではないと思えてきました。バスなどでみんなより大きな声でしゃべると周りの人の迷惑になります。そう思えることにより、私の中で「細かいルール」と思っていたものが、「人として守らなければならない最低限のマナー」へと変化しました。
この世界で生きて行くのなら守らなければならないルールがあります。そのせいで今の楽しみが少し減ったとしても、将来の可能性は何倍も大きくなると思います。そう信じてこれからも、人としての最低限のマナーを守っていきます。小学生から中学生。それは人生においても大きな感性の変わり目です。中学生になり、小学生の頃とは明らかに違う勉強、指導がありました。人との接し方の講座等もありました。そのことにより、小学校の頃の頭から、中学校の頭、つまり大人への頭に近づいていることになります。
小学校の頃、僕はおそらく、とても失礼な子どもだったはずです。あいさつも特にしないで、とても失礼な小学生でした。近所の人に「おはよう」と言われると、その場で思いついた適当な言葉でしのいでいました。そのまま何も進歩せず、6年生になりました。そこから受験期に入りました。その時の僕は、ピリピリとした雰囲気で、全く話しませんでした。そして、その頃の自分のまま東洋大学附属姫路中学校に入学しました。すると、本格的にあいさつについて教えていただきました。授業の始めのあいさつは、「大きい声で頭をおろす」ということを初めて知ったように感じました。
こんなことばかりがあり、僕の頭は大きく変化しました。近所の人などに当たり前ですが、ちゃんとあいさつするようになりました。小学校の頃の全く話さないという人というイメージを無くしたかったので、中学校に入ってまず、しゃべるようになりました。これからもしっかりと人と接してよりよい生活になるよう心掛けていきます。