ショートヒストリー東洋大学
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多数の文部省関係者がかかわったこの「教科書疑獄事件」は、教科書の売り込み競争に絡んだ大規模なもので、事件はたまたま電車の遺失物のなかから、教科書会社の贈賄金と相手の住所氏名を記した手帳が発見されたことから表面化し、一九〇二年一二月一七日に関係者の検挙が開始された。その範囲は府県書記官、視学官、郡視学、師範学校長、中学校長、女学校長、教員など全国におよび、総勢で一五七名であった。このなかには哲学館0000020100101346351323491220555 060460020951902年12月~1904年2月表1 哲学館事件に関する論文・記事数第三章 「哲学館事件」8302.1203. 12345678910111204. 12注1. その他の内容は、単行本・所 2.現在判明しているぶんのみ。  3.点数は延べ点数である。年.月雑誌新聞その他 合計241068012277211400025140143635943112424565115合計285275564収論文である。

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