この文部科学省の決定を受けて、東洋大学は国際化と情報化の先端的な学部を創ることにした。二〇一七(平成二九)年四月、白山キャンパスに、原則英語ですべての授業を行う国際学部グローバル・イノベーション学科、及び同国際地域学科、国際観光学部を新設し、文学部には国際文化コミュニケーション学科を改編により新設した。また都内北区赤羽に、赤羽台キャンパスが新設された。新キャンパスには、情報連携学部を設置、同時に大学院の情報連携学研究科を開設した。最先端の情報ネットワークを基に課題をすばやく形にできる人材を育成するため、ICT(情報通信技術)を活用した次世代の「連携」を実践的に教育する。二〇二〇(令和二)年、一月に新型コロナウイルスが発生し、世界的に感染が拡大して、地球規模で社会生活などに大きな影響が出た。日本でも感染が流行し、大学の卒業式や入学式が中止され、新学年の春学期から学生の登校は中止となった。授業は従来、対面授業が原則であったが、春学期からのオンライン授業、つまりインターネットに接続されたパソコンやスマートフォンを使って、教員が講義を行い、学生が受講することによって、課題を提出するオンライン授業、オンデマンド授業に切り替えられた。秋学期には感染対策第九章 グローバルな大学をめざして305
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