次代の東洋大学が「都市型大学」をコンセプトの一つとし、都心の白山キャンパスの再開発、それに続く西側校舎の新築と文系五学部の一貫教育という形で、そのあり方が実現されてきたが、二〇〇五年度に「白山第二キャンパス」を取得し、それによって白山キャンパスの面積は従来の二倍となり、都市型大学の形態がさらに拡大・発展させられることになった。 「白山第二キャンパス」は、もとの最高裁書記官研修所の跡地であり、小石川植物園という都内有数の緑地に隣接している。これまでの白山キャンパスから、歩いて一〇分足らずの近距離にある。このキャンパスでは、すでに文部科学省の学術フロンティア推進事業に選定された「計算力学研究センター」が活動を始めた。また、二〇〇六(平成一八)年四月から法曹界に関係があったこの場所で、法科大学院の授業がおこなわれた。二〇〇六年度から学部や大学院の教育も拡充された。朝霞キャンパスのライフデザイン学部に「人間環境デザイン学科」が新設され、同学部は三学科に増設された。白山キャンパスの学部では、経営学部に「会計ファイナンス学科」が新設された。大学院では、新た292
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