新研究プロジェクト新しい大学院の設置形態として、専門職大学院の制度が二〇〇三年度からスタートしたが、東洋大学としても翌年四月から法科大学院を設置した。学部学科改革と並行して、検討課題となっていた研究所の改革も形となって現れてきた。二〇〇二(平成一四)年七月に「学術研究推進センター」を設置した。このセンターは、これまでに九分野あった研究所を六分野に整理統合し、学部学科の所属に関係なく、教員の研究分野・関心事に則して自由に研究所に所属することができるようにしたほか、プロジェクト研究を基本とし、研究所間での共同研究等、研究分野をクロスしての共同研究が行いやすい環境を整備し、研究活動の活性化を図ることとした。一九九六(平成八)年に文部省(当時)のハイテク・リサーチ・センター整備事業に採択された「バイオ・ナノエレクトロニクス研究センター」は、その五年間の研究業績が高く評価され、第二次ハイテク・リサーチ・センター整備事業として継続して採択されるとともに、新技術開発研究にも採択された。二〇〇一年には大学院経済学研究科の「先端政策科第八章 大学改革への出発287
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