ショートヒストリー東洋大学
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ACE(Academc Communcation 「一一〇年目の御礼」NetEnhancement)を実働させた。をつくり、二万数千名のすべての学生にインターネット利用を開放し、情報教育の場を大学構内だけでなく、全国規模に拡大し、通信教育生、生涯学習教育など、双方向性通信による新しい教育をめざした。二〇〇〇(平成一二)年度からは、教育支援システムToyoNet-大学改革が進められるなかで、一〇〇年の伝統の維持・発展もはかられた。一つは一〇〇周年にはじまった「現代学生百人一首」である。文科大学としての東洋大学の長い伝統を再興するもので、現代のなかで時代に対する若者の感性を広く求め、日本文化の伝統である短歌の再興に貢献する事業である。一〇年以上にわたる継続によって、幅広く社会的な文化運動に発展している。もう一つは「大学の社会貢献」という新たな事業である。東洋大学の一〇〇年以上の歴史のなかには、数々の危機があった。とくに創立者の井上円了時代には存亡の危機に陥っ   ii第八章 大学改革への出発283

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