会長・学長)に対し、委員長(理事長)から「学生定員の改定」が諮問された。学生定員の変学者の募集などが検討課題とされた。この学長の提案を受けて、一九七九(昭和五四)年一〇月に再度、東洋大学研究・教育長期計画特別委員会が設けられた。半年後に委員会報告が提出されたが、さらにこの問題を深めるために、「研究・教育学習長期計画実行委員会」の設置が求められた。この実行委員会は一九八〇(昭和五五)年五月に設置された。ここにおかれた専門部会(部更は大学のあり方に基本的にかかわる問題であり、東洋大学の場合、この問題は校地問題へと直結するものであった。専門部会では、これにつぎのようにこたえた。総合大学としてのキャンパスは統一されていることが自明であり、まずこの観点からの検討をおこない、つぎに、これが実現不可能な場合を想定する分散キャンパスを使用する方式を検討する。この提案を受けて、専門部会を解消して、教育・研究部会と土地・施設部会が設置された。一九八〇年一一月、教育・研究部会は、「白山五学部は統一して新キャンパスへ移行する」「新キャンパスの面積は一万坪以上であること」「新キャンパスの設置目途は創立一第八章 大学改革への出発259
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