創立八〇周年記念式典の妨害一一月八日 この間、一部学生の運動はスピーカーによる授業妨害・デモ・暴力行為などへと発展し布。一三日 理事長、「学生諸君に訴える」を発表。大衆団交を認めないことを再確認。一五日 学長主催による理事長の川越移行説明会を開催。学部代表者会議を中心とする学生はこれを拒否して、抗議集会を開催。この集会で、文学部、経済学部、社会学部などの学部闘争委員会を連合して「全学闘争委員会」の結成を宣言。一六日 全学闘争委員会、川越の工事の強行を阻止する川越総決起集会を開催。た。一方では、一般学生から過激な反対運動を支持できないとして、運動を批判する声明やビラが配られ、学内の混乱はより拡大した。創立八〇周年の記念式典は、こうした混乱のなかで挙行されようとした。八〇周年記念大学側、移行の経過と今後の計画を記した「川越移行について」を学生に配第七章 大学の「大衆化」237
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