※諺に「瓢ひょう箪たんから駒」とある。この諺の本来の意味は、世の中では、何が起こるかわたしかに不思議なものを、深く考察すれば、我々が生きているからない、だから真摯に生きなければならないということである。もっと意訳すると、想定外に備えるということでもある。けだし不可思議なるもの深く考察すれば吾人の生せい息そくせるこの世界の万象万事四方上下を囲い繞にょうするもの一つとしてしからざるはなし。現代語で言うと【「妖怪学講義」・宗教学】 9689│ この世は不思議なことばかり
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