井上円了100の金言
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※江戸中期の哲学者、経済学者、自然科学者・三浦梅園(一七二三―一七八九)は、「枯れ木に花咲くを驚くより、生木に花咲くを驚け」という。これは全てを疑うとい物質界にも精神界にもその根底には理外の理、すなわち不思議が備わっている。う哲学の基礎である。生きている木に花が咲くことの不思議さ、生命の不思議さを考えよということでもある。すべて物質界にも精神界にも其根底には理外の理即ち不可思議を備へて居る。現代語で言うと【「哲学堂案内」】 9588│ 理外の理が大切

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