※松下幸之助は、「考えてみれば、この宇宙のいっさいのものはすべて対立しつつ調和本当の妖怪とは何か。「それは心そのものである」と言えます。※井上円了の心のモデル(意識観)は、人間がもっている霊眼によって、心の底深いとしている。それぞれのものがそれぞれの個性、特質をもって、いわば自己を主張し合っている」という。すなわち、対立しつつ調和することで、大自然は生成発展し、秩序を保っている。加えて、幸之助は、「対立と調和は、いわば一つの自然の理法であり、社会のあるべき姿だ」と説明している。真の妖ようとはなんぞや。曰く、「心これなり」と申します。現代語で言うと【「教の友」・第二二号】 9285│ 人心それは妖怪
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