井上円了100の金言
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病気には、身体からと心からの二種類があって、医者はただ身体だけを治し、宗教家は主として心から治す。※東洋医学では、からだの部分だけではなく、そのひとの「からだ全体」のバランスをすることになるので、できる限り人や機器によって、自然状態に外乱が与えられないように慎重には慎重を期す必要がある。整えることによって自然治癒力を高め、病気を治していく。特に、からだと精神の活疾しっ病ぺいには身心の二種ありて医家はもっぱら前者を治し宗教家は主として後者を治す。現代語で言うと【「妖怪学講義」・医学】 7974│ 身心両面からの治療

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