書物に書いてあることは、死んだ学問である。人々が活動している現場から学ぶことが、活きた学問である。※陽明学者の安岡正まさ篤ひろ(一八九八―一九八三)は、「本当の学問は、読んで、聞いたら、自分は聞き間違っていなかったか、見誤っていなかったかというようにただちに自分の問題にしてゆく。そこに気づいてこそ初めて生きた学問になる」という。書物の上に書かれたるものは死んだ学問である。人が社会に活動して居る状態を見るのは活きたる学問である。現代語で言うと【「新記憶術」】 6762│ 活学問には現場が大事
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