井上円了100の金言
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※ここでの「真際」は、真実の極みという意味で、「真如」と同じである。※井上円了の思想の枠組みは、「国」「真理(哲学)」「仏教」という三つの項目を一つに迷いの心のモヤモヤをいちど吹き飛ばせば、澄んだ真如の名月は霊然とそこに表れ、その清い光を周囲に放つのである。※「真如」とは、万物の本体としての永久不変の真理、または、物の真実の姿のことですることである。妄念の雲うん霧むひとたび消しょう散さんせば朗々たる真如の名月は霊然としてその清光を四方に放つに至るべし。現代語で言うと【「教育と宗教との関係」】 4339│ 迷いが晴れればそこに真理がある

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