純正哲学を学ぶ者は、常に深く妙なる真理の世界に逍遥するため、単に真理を愛する気持ちを育てていくだけでなく、感覚的な快楽を求めるのでもなく、道理の世界の裏うち(精神世界)に、最上の安楽な居場所を開くことができる。※純正哲学とは、諸学の基礎であり、思想の科学でもあり、それ自体の価値や本質を解純正哲学を学ぶ者は常に深しん遠えん微み妙みょうの真理世界に逍しょう遥ようするが故にただに愛あい真しんの情を養うのみならず感覚上の快楽を営えい求ぐせず道理界裏に無上の楽らっ境きょうを開くに至る。現代語で言うと【「純正哲学講義」・第五段】 404036│ 真理の世界を楽しもう
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