※ソクラテス(前四七〇―前三九九)は、人間の徳とは魂をできるだけ善いものにする道徳の本質は天の誠であり、その誠はただ一つだけである。※儒教では、「誠」は天と人を媒介する「徳」であり、人間として仁・義・礼・智が十こと、魂への配慮が必要と考えた。そのためには、何が善であり何が悪であるか、何が美しくて何が醜いかについての正しい知識が必要であるとした。すぐれた魂にするためには善悪についての知が必要で、逆に善悪についての知を実践するにはすぐれた魂である徳が必要であると考えた。このことを「知徳合一」とした。道徳の本もとは天の誠にしてその誠はただ一つなるべき。現代語で言うと【「奮闘哲学」・第一四節】 3531│ 誠は天の道である
元のページ ../index.html#37