井上円了100の金言
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表面はそのまま一つの物体であり、裏面も表面と同じ物体である。しかし見方が変わることで、表裏の違いが現れる。※物事を目先だけで判断して、一面的に見る、あるいは枝葉末節に走る、または消極的に考える、などは表面的なモノの見方である。これらとは反対に、先を見すえて、多面的に、本質を求め、積極的に思考する、などは色々と見方を変えることであり、これが大切である。現代語で言うとわが感覚に触るるところの世界は相対的なるもその裏面には絶対を具有しその絶対は死物にあらず活物であり物質的にあらずして精神的である。2421│ 心の底には絶対無限の精神がある

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