第三章ものの見方・考え方※井上円了は、世界一周旅行を三回も行った。自分の目で見て、世界を確かめることを大切にし、そこから得た良いことを帰国後すぐに実行した。また、哲学館事件以後、行動や思考を自由にするため、官からの独立自活をめざした。表面のそのまま一物体にして裏面のそのまままた一物体なり。ただその見るところ異なるに従って表裏の差別を現げんずるのみ。【「哲学一夕話」・第一編】 2320│ 見方によって違いが生まれる
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