信じることができるものを明らかにすることにある。よって個々の哲学者は、その研究がきわまったところにおいては、自分の哲学が自分の宗教的信念となる。※ドイツの詩人・ノヴァーリス(一七七二―一八〇一)は、「全ての学問は、哲学と※8番目も参照。なったのちに、詩となる」という。およそ宗教家は独断に偏し哲学家は懐疑に偏するの弊へいありてともにその中正を失するや明らかなり。現代語で言うと【「妖怪学講義」・総論】 1916│ 哲学者にも中正が大切
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