※哲学者にならなくても、哲学を学ぶことは大切であるということでもある。※江戸前期の儒学者・科学者。貝かい原ばら益えき軒けん(一六三〇―一七一四)によると、学者がやっ学問の目的は自己の疑いを取り除き、てはいけない四つの誤りは、①見聞が狭い、②見聞をわけもなく信じる、③自説に固執する、④軽率に決定すること、である。学問の目的は吾人の疑を解きて信に帰するにあり。故に個々の哲学者はその研究の究極に至れば自家の哲学は変じて自家の宗教となりてやむなり。現代語で言うと【「純正哲学講義」・第二段】 1815│ 哲学は最後に信念となる
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