古代の妄説は花のようで、今日の学説は実のようで、妄想の花が散って、はじめて真実の実を結ぶものと考えて間違いない。※スイスの哲学者・アンリ・フレデリック・アミエル(一八二一―一八八一)著『アミ※アイザック・ニュートン(一六四二―一七二七)は、「もし私が他の人よりも遠くをエルの日記』に、「偉大な人物とは真実な人のことである。自然がその人の中にその志を成し遂げた人のことである。彼らは異常ではない。唯、真実の楷梯を踏んでいるのである」とある。見ているとしたら、それは巨人の肩の上に立っているからだ」という。ニュートン力学という実が成るには、ティコ・ブラーエ(天体観測)、コペルニクス(地動説)、ケプラー(惑星運動)、ガリレイ(力学)、デカルト(解析幾何学)、ディグビー(作用反作用)、・・・・・・など、多くの先人(巨人)が存在していた。現代語で言うと【「妖怪学講義」・理学】 103
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