優秀賞末次 智瑛継続と努力の先にるようなテーマを探せたら、今後の人生に大きな希望私はこの本を読んで、自分の考えを持ちそれを信じて貫き通す事や偏見や先入観に惑わされず物事を多面的に見る力の大切さを学んだ。それだけでなく実際に見て学ぶ事、諦めず続ける事もまた大切であると実感した。長岡時代の円了についての「子供の時から学問に熱心で、心がけが他と異なっていた」と書かれている部分やその後の東京大学以降の学問への取組みからも分かる事だが、最も分かりやすく彼の性格が表現されているのは本文中の「彼は、夢中になれる性格であったと自信がつくのではないかと思った。事がわかる。加えて、自分の意見をしっかりと持ち、尊重し貫き通すという面では今でいう「自己中」 の一面がみられる。」という部分だ。他にも性格についての記述はあるが私はここに注目した。「自己中」と表現されているが、今も昔も自分の考えを持たない人や考えを持っていてもそれを貫けない人が成功する事は難しいのではないだろうか。何を人生の成功とするかに個人差があったとしてもこれは当てはまると思う。円了の初志貫徹の姿勢がかっこいいと思った。自分も彼のように初志貫徹の姿勢を大事にしながら、他者の東洋大学附属牛久高等学校一年M組─ 49 ─
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