二〇二二年度「井上円了が志したものとは」入賞作品集
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優秀賞山田 翔子哲学に捧げた生涯ではなく、そのこと以外にも自分で考えたことや自分の意見を発言することが大切になってくるのではないでしょうか。井上円了が志したものとは「哲学を通して人の考えに頼らずに自分で生きる」ということを様々な人に理解してもらい、偽りのない自分を表現することだとわ「自分の運命は自分で拓け」前触れもなくいきなり心に飛び込んできた、「チャレンジャー井上円了」の表紙に書かれている一文だ。表紙には、井上円了の優しさがにじみ出ている笑顔の写真が掲載されている。笑顔の裏には、この一文からして、秘めたる強い思たしは考えました。円了は今を生きているわたしたちにとって、ヒントになることをたくさん残してくださいました。円了のように自分の意見を堂々と言える人が今後の将来にも増えていくことをわたしは願っています。い、目標に向かって突き進む努力があると本の題名から感じ、私の心に響いた。「自分の運命は自分で拓け」。この言葉を実現するのは容易なようで難しい。いつも通りに学校へ行き、友達と他愛もない話をして毎日を過ごしていれば、運命東洋大学附属姫路高等学校一年二組─ 32 ─

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