二〇二二年度「井上円了が志したものとは」入賞作品集
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優秀賞三浦 華歩教養か、専門知識か志が必要なのである。私は今後の人生や生き方にかならず活かしていかなければいけないと思う。そして、自分自身で見極められる社会を作っていくべきだと考える。現代のネットワーク社会は衰退することはない。つまり、それだけに心の成長も必要なのである。私一人が声を上げたところで何もできないのではない私は教養ある人間になれるような教育を受けたい。常識という生きていくうえで重要な知識も、教養を学ぶことで得られるものだ。また、専門知識を豊富に持っていたところで、教養がなければ、せっかく身に着けた知識を周りに伝えることができなくなる可能性かと思っていた。しかし、井上円了一人が広め続けたことこそが私の考えを否定したのである。今の私の立場を見直し常に真実を突き詰め向き合っていける人生を歩みたいと強く思う。そして、真実を見極める生き方を行動にし、周りにも良い影響を与えられるようになりたい。があると思うのだ。私がこう考えた理由は、日本の大学での学びが専門知識の習得にかたよっていて、教養を学ぶ機会が少ないと感じたからだ。確かに、大学は自分の学びたい学問を追求できる場所で、そこが高校までの学びと大き国際学部一年─ 14 ─

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