東洋大学史ブックレット15
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その意味での国際化は着実に進展しているといえるでしょう。交換留学の派遣と受け入れは、東日本大震災等で一時的に減ったものの、近年、また増えてきています。一方、交換留学が可能な海外協定校の開拓も急ピッチで進んでいます。平成二六年度現在、二五ヵ国・七一大学等と協定を結んでいます。今後は、正規の留学生の受け入れを格段に多く増やしていくことが課題となっています。なお、グローバル人財の育成に関して、実は私は、もっとも重要なことは、自文化理解・発信力の育成であると考えています。その展開は現在の本学において、いまだ十分でないことを認めざるをえません。今後、カリキュラム改訂時を捉え、不足している部分の改善をはかり、また課外におけるさまざまな支援プログラムを開発していきたいと考えています。参考までに、東洋大学国際地域学部は、文部科学省の平成二四年度、「経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援(タイプB)」(GGJ)に選定されました。この 四 国際化の現状   17

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