国際化の現状 四ブックレット形式で全一五冊の小冊子が完成しました。現代社会がグローバル化・ボーダーレス化の道をたどっているとき、大学の国際化は避けて通れない道です。実は創立者の井上円了先生は、生涯に三度、世界旅行を敢行した、きわめて国際的視野に明るい人であり、当時の国際基準をいち早く哲学館教育に取り入れていました。円了先生は、明治三六年九月の「広く同窓諸子に告ぐ」において、「教育部哲学部は単に教育家・宗教家を養成するのみならず、今日の時勢に応じ種々東洋大学の現在と未来 ―国際化を目指して―12
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