東洋大学史ブックレット15
12/46

つけ多様な異文化に柔軟に対応できる人間を育成する。③社会の要請に基づく「キャリア教育」により、課題発見能力・問題解決能力・協調性・リーダーシップ等、いわゆる社会人基礎力ないし人間力を深めた、自立した人間を育成する。ということになるでしょうか。ここには、まさに学力のみならず人間力の育成を重視する立場が込められています。このことは、円了先生の教育活動における根本的立場であると同時に、その国際的通用性を保証するものです。また、本学としてそのように「哲学教育・国際化・キャリア教育」を教育活動の三本柱に掲げたのですが、その中の国際化のもっとも重要なテーマは、後に見るようにグローバル人財(人という財産)の育成であり、かつまたこの三つの柱全体が、グローバル人財の育成に帰着すると見て差支えありません。円了先生は哲学館の教育方針に関東洋大学の現在と未来 ―国際化を目指して―   8

元のページ  ../index.html#12

このブックを見る