東洋大学史ブックレット15
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また、「活動の中で奮闘する」も、『奮闘哲学』の次の一節によるものです。「余は従来、古今東西の哲学者の諸論もその大要だけ一通り研究し、その帰するところ人生の目的は活動に外ならぬと自得し、哲学の目的も人生を向上するに外ならぬと知るし、爾来、活動主義をとりて、今日に至るものである。『活動はこれ天の理なり、勇進はこれ天の意なり、奮闘はこれ天の命なり。』これが余の主義である。すなわち吾人の天職はこの活動によりて、人生を向上せしむるにありと自信している。しかしてその向上は一身より始めて一国に及ぼし、一国より世界に及ぼすをもって順序を得たるものとし、何人も国家のために尽瘁せよと唱えている。」 6東洋大学の現在と未来 ―国際化を目指して―

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