月~平成一五年九月)、第三九代、四〇代の松尾友矩学長(平成一五年九月~平成二一年九月)、第新たな段階へと歩を進める時代となったように思われます。しかしながら、大学進学率は五〇%台を超えて徐々に向上はしていますが、平成五年に二〇五万人であった一八歳人口は暫時減少傾向にあります。その数は平成一三年には一五一万人、そして平成二一年度以降は一二〇万人台での推移が続き、少子化現象は依然としてその流れを停止していません。大学を巡る経営環境は、平成二六年度版の私学振興・共済事業団の調査も明らかにしているように、加盟大学のほぼ半数が定員割れの状態であり、ますます厳しい状況に置かれています。このような状況の中で、平成一三年以降、東洋大学は第三六代、三七代の菅野卓雄学長(平成六年九月~平成一二年九月)の後を引き継いだ第三八代の神田道子学長(平成一二年九四一代、四二代の竹村牧男学長(平成二一年九月~現在)のもとで、教育、研究の面での質的向上に向けた多くの教学改革を計画、遂行し、都市型総合大学として、確実にそし東洋大学の歴史 ―戦後編Ⅱ― 2
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