東洋大学史ブックレット14
54/74

硬式野球部は東都大学野球リーグ戦では平成一八年秋まで一三季もの間優勝から遠ざかっていました。しかし、平成一九年春から平成二一年春まで、リーグ戦五連覇の偉業を達成しました。この間、全日本大学野球選手権大会では三回、明治神宮野球大会では二回の優勝を果たしています。平成二〇年には、春と秋のリーグ戦優勝とともに、全日本大学野球選手権大会と明治神宮野球大会にも優勝し、大学野球界でのグランドスラムを達成しています。この時期は東洋大学硬式野球部にとってはまさに黄金時代でした。しかし、この黄金期もやがて陰りを見せ、平成二四年の秋のシーズンにはついに一部リーグ最下位となり、入替戦にも敗退し、以後二部に低迷している寂しい状況です。特別強化部としての今後のなお一層の奮起を期待したいところです。大学駅伝三大大会の一つである毎年正月恒例の東京箱根間往復駅伝、いわゆる箱根駅伝での活躍に見られるように、平成二〇年代に入ってからの陸上部・長距離部門の活躍は目覚ましいものです。平成一三年、一四年は不出場、それ以降平成二〇年まで東洋大学の歴史 ―戦後編Ⅱ―  50

元のページ  ../index.html#54

このブックを見る