東洋大学史ブックレット14
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部附置あるいはそれに準ずる研究所は、新たに五研究所体制へと再編成されました。学術研究推進センターの設置は、この研究所体制の改革に対応しています。研究所改革の理由は、これまでの研究所の研究内容が学部内で行われている研究内容と重複し、その個性が殆ど形成されていない、研究員の構成が閉鎖的であり、必ずしも全教員が研究所員になれるという状況ではない、等の弊害を除くという点にありました。研究所改革は、これらの弊害を改めるというネガテイブな理由ばかりではなく、さらに、①研究活動の活性化とともにその個性化・独自化を図る、②研究予算の効率的・効果的活用、③学部・学科を超えた学際共同研究の推進、④多額の研究費を必要とする大型研究プロジェクトの推進、④外部研究資金の積極的活用、⑤研究所構成員の全学的オープン化と学外研究者の参加の許容、といった前向きな側面も有していました。 六 研究活動にかかわる取り組み  37

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